アメリカ暮らし

劇場初公開から50年経っても多くのファンを抱えるカルト映画代表作といわれるロッキー・ホラー・ショー(The Rocky Horror Picture Show）の50周年特別公開を鑑賞することになり、強烈なアメリカ文化を改めて体験する機会をえた。

我が家の庭には手つかず状態で木々が生い茂ったエリアがある。強い毒を持つポイズンアイビーという植物が育ち、近くに生えるイングリッシュアイビーも有毒化して、精力的に成長をつづけている。この植物にうっかり触れると皮膚は炎症をするから厄介なのだ。

アメリカで目にする女性のスポーツウェアのひとつにミニスカートがある。しかも、白や淡いパステルカラーの物が多く、若い子だけに限らず幅広い中年層、60歳代でも気軽に着用しているのだ。誰もそれを茶化すことなく、皆好きなものを着て暮らしているのである。

急遽、久しぶりにニューヨークで一泊することになった。安心できるブランドのホテルに泊まるからと、レビューチェックもせずに宿泊したら、夜通し酷い騒音で安眠のない一夜をすごしてしまった。やっぱり宿泊するならば、レビューは読んでおくべきだなと思うこととなった。

数年前から悪玉コレステロール値が高いと注意を受けていたが、何のアクションも取らずにいたら、悪玉コレステロール値が高い為に、アメリカの健康保険料金で毎月100ドルの加算金を加えられてしまった。自分にとって健康な生活と健康保険料改善の為にやっと生活改善を試みることにした。

この数年、私は直接航空会社のウェブサイトから航空券を買うのが当たり前になっていた。しかし、自分の旅行にふさわしい経路に併せ、複数都市周遊航空券を探してみると、今更ながらトラベルエージェントのトラベルサイト経由で航空券を購入するのが便利であると気が付いた。

友人宅での特別な食事会に参加した。友人は自宅に一流シェフを呼び何人かの友人にコース料理を振る舞ってくれたのだ。友人によって整えられたダイニングテーブルはそこらの高級レストランよりも素敵で、高価なワインをお供に美味しい食事を楽しむ時間を準備してくれていた。

今までも何かと話題に尽きることは無いテスラ(TESLA)だが、テスラの自動運転を体験し、これからの未来を肌に感じた。間違いなくテスラはこの自動運転機能を引っ提げて、日本の市場で人気を得るに違いない。

アメリカで暮らしてみて、多くの人が全く貯金が無いのだと聞いて驚いた。毎日の生活自体が自転車操業という人達がアメリカの人口の半分以上も存在するらしいのだ。このような状況を考えると、日本は住みやすい国なのだなと心底思う。

アメリカで加入する健康保険を探さなくてはいけなくなった。ところが、アメリカの健康保険は多種多様過ぎてネットで調べても良く分からない。長い間悩み契約するまでに時間は掛かったが、やっぱり知り合いから得る情報が最終的に役に立つ。

海外に長期で住んでみて、私が「日本の何が恋しいか？」と聞かれたら、「時間に関係なく街を一人でぶらつくこと」だと気が付いた。これは日本の素晴らしい文化のひとつだ。いつまでも日本が安全で暮らしやすい場所であることを願うばかりだ。

アメリカの中流階級上層クラスの暮らしは、日本の富裕層以上にお金の掛かる豊かな暮らしをしているように見える。まず家が象徴的だ。相当な維持費が掛かっても広大な敷地に大きな家を持つ人たちが多く、アメリカの経済力をひしひしと感じるのだ。