母親が長年も夢見ていたイタリア旅行へ連れて行った。
コロナ騒動が起こる前の話だが、母親が長年憧れた映画の舞台イタリアのベネチアへ母子で訪問したのである。
私もベネチアには行ってみたいと思っていたので日本のGWを使って、以前から気になっていたイタリア都市ローマ経由で電車を利用したイタリア旅行を計画した。
日本からはエミレーツ航空を利用しドバイ経由でローマに降り立った。
イタリア旅行はボストンバッグがオススメ
この旅行では電車で幾つかの都市を訪問し、石畳の道のりを移動することを考えて母親には「荷物は少なく!」とお願いし、私独自の荷物検査を実施してかなりコンパクトにパッキングをしてもらった。
軽量の小さなスーツケースと中型の肩掛けショルダーバッグに荷物を纏めたの旅行中の移動はかなりスムーズな旅となった。
ローマでは朝から晩までかけて一通り名所をあちこち歩き、コロッセオ、フォロ ロマーノ、バチカン美術館、ナヴォーナ広場、スペイン広場、パンテオン、トラステヴェレ、トレヴィの泉と全て回った。
かなりの距離を歩くので間違いなく履きなれたスニーカーで回るのが一番だ。
石畳が多く、ヒールを持って行ってもホテルからレストランにタクシーで直行するとき位しかヒールの出番はなさそうである。
ローマのバスは事前にチケットを買う
ローマ市内の移動はバスが便利なのだが、バスを乗るには事前にチケットを買っておかないといけないという事にビックリした。折角いいタイミングでバスが来たとしても、その時にチケットを持っていないとバスには乗れないのである。
バス停の近くには大体タバコ屋があり、そこでチケット買えばいいのだが、その点は少し不便である。
ローマを数日楽しんだ後は、鉄道でベネチアへ移動したのだが、途中フィレンツェで途中下車をして寄り道をするコースにした。
イタリアの電車チケットは事前に買うとお得
私はローマからフィレンツェを経由してベネチアへ移動する鉄道チケットを日本を発つ前、事前にインターネットで購入をしておき、紙でプリントアウトしたものを持って行った。
電車のチケットは早期購入すればチケットを安く購入できる仕組みらしくお得に購入することが出来るのだ。
旅行慣れしていない母親にとっては事前にチケットを買っておいたことでスケジュールがよくわかり、安心して旅ができたようである。
こちらがイタリア鉄道 Italia Rail のリンク https://www.italiarail.com/
ヨーロッパの鉄道は改札が設置されていないところが多い。
改札が無くてどうやって乗客の無銭乗車を取り締まるのだろうと思うかもしれないが、ヨーロッパの鉄道では普通列車だろうが、高速鉄道であろうが、高頻度で車掌が車両内で切符確認にやってくる。
その時にあるべき切符をもっていないと相当高額なペナルティを払わされせられるようだ。そのためにたとえ事実であっても「落としてしまった」なんて言い訳したところで相当高額なペナルティを払わされるから注意しよう。
日本の都心では機械化されている改札機が稼働していて切符を自動で細かく検証しているが、あれだけの機械のメンテナンスから、新しいソフトウェアの導入までを考えると相当なコストだろう。
今の日本でのスイカやらパスモで細かく計算するのにも今の機械が必要なんだろうと思うと、細かいルールを徹底する日本のやり方が今後もっと自動化するだけで、機械を減らすことはないのだろう。
ヨーロッパの電車システムは、車掌が厳しく見回り、違反者から高額の罰金を徴収する方法はコストを抑えるには効果的にみえたのだ。
駅には改札がない場所も多く、誰でも駅での見送りやお迎えがホームで可能な場合が多い。
めったに会えない友人家族の見送りやお迎えを電車のホームで気軽に出来るのはとてもうれしい。日本の駅では、駅構内に入るのに入場券とかいうケチケチした制度本当に残念である。
1本目の電車でローマからフィレンツェに到着し、次の電車の時間までフィレンツェの街を楽しんだ。
敢えて電車の乗り換えの時間に数時間ほど取っておいて、フィレンツェ街歩きを初めから計画しておいたのである。
イタリアの駅はコインロッカーはない
街を歩き周るのに荷物をコインロッカーに入れたいと思っていたが、イタリアの駅では荷物の一時預かり所なるものを利用するらしい。フィレンツェ駅でも同様で駅にある手荷預かり所を利用した。
慣れない地域で無駄にウロウロしないように、事前にフィレンツェ駅の手荷物預かり所の場所も調べておいたのでとてもスムーズに荷物を預けることが出来た。
海外旅行では安全な旅をするために出来るだけ準備しておくほうがいい。
イタリアも十分に気を付ける必要がある国と思っている。女性二人旅だから、むやみやたらに周りにいる人に何か聞くことは最低限にして、インターネットでの下調べ準備を十分しておいた。
明らかに駅の職員さんであれば質問もするが、そうじゃない人に何かを聞いてお金を請求されても困るし、スリに遭うリスクも下げておきたい。
お金、クレジットカード、パスポートは服の内側に身に着ける首掛けポシェット財布を使い、用心して行動し、しっかり安全を守られたることができた。
フィレンツェの街歩きを楽しみ、駅の手荷物預かり所で荷物を回収し、電車に乗り込みいざベネチアへ。
ベネチアに電車で行く場合には、ぜひ明るい時間の電車に乗ることをオススメする。
電車は海沿いを走りベネチアに入っていくのだが、その風景がとても素敵なのである。心に残るベネチア旅行の思い出の一つになるに違いない。疲れてうっかり眠ってしまいこの一瞬の風景を見逃さないように気を付けて欲しい。
ベネチア駅に到着すると、目の前には水上バス乗り場もあったが、私と母が泊まったホテルは駅から徒歩5分という立地のため、歩いてホテルへ。
駅からたった5分の道のりだが、石畳みの道と、階段のある石造りの橋を渡る道程は、大きなスーツケースでは苦労する。この時も軽く持ち上がる小さなスーツケースと肩掛けの旅行バッグにして本当に良かったと実感した。
電車での旅行もそうだが、イタリアの旅行に大型のスーツケースはちょっと考え物かな?と思うので荷物はできるだけ小回りの利くタイプで旅に出ることをオススメする。
以前ベネチアの観光者がスーツケースで石畳みの道を損傷させて問題になっているという記事をみた。ベネチアの素敵な町を守るためにも大型スーツケースは向いてないかもしれない。
ベネチアのぼったくり店には気を付けよう
ベネチアについてのニュースをたまに見ると、ぼったくりレストランやカフェの噂を聞く。
事前に調べておいたレストランにいく方がいい気がするが、少なくともレストランに入る前にトリップアドバイザーやグーグルマップの評価でその店が安心しては入れる店か一度調べることをオススメする。
ゴールデンウィーク時期のベネチアは寒い
私がひとつだけ準備不足だったことは5月のベネチア気候について勉強不足だったことである。
実はGWのベネチアはかなり寒かったのだ。ユニクロのパッカブルダウンジャケットを持って行っていたのでなんとかサバイブ出来たが、もっとしっかりした厚手の服も一枚持って行けば良かった。
荷物を少なくするために、ユニクロのパッカブルダウンにヒートテックを組み合わせてもいいだろう。
長時間のフライトは夏であっても結構寒い。パッカブルのダウンは飛行機でも活躍するので旅のお供としてはかなり優秀である。
ヨーロッパ系の観光客の多くは真冬のダウンを着用している人も多く、ベネチアでの服装は初夏というよりも春先くらいを想像したほうが良かったと思う。GWあたりのローマは初夏の気候だったが、ベネチアの気温はローマに比べて結構低かった。
ローマとベネチアの2都市を周る場合は、春先や、秋口の服装にも十分注意して旅を楽しもう!
イタリアで電車の旅を楽しむコツ
- 荷物は小回りの利くコンパクトなパッキングがオススメ
- 貴重品は盗まれないように肌に身に着けるよ貴重品入れを使うのがオススメ
- 安全で楽しい旅のため、十分に下調べをし、電車の切符も買っておくと良い
- 観光は絶対にスニーカーで回るのがオススメだ(ヒールは石畳み痛む&疲れる)