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持って生まれた隠れお宝の歯を大切にしてケアをしよう。

暮らし話

自前の歯とは実はかけがえのない宝だと思う。

私は子供の頃から20代の半ばまで、歯のメンテナンスをサボり続けほぼ全部の歯を虫歯にしてしまった。

子供の頃から私は沢山阿呆なことをしてきたが、その中でも歯を大事にしてこなかったことは本当に悔やまれる。歯の大切さや価値を全く理解せず、自前の歯をどれだけ失ったか考えるだけでもため息がでるほどである。

小学生の頃既に私は歯磨きが嫌いでサボりまくり虫歯になっては歯医者さんにお世話になっていたのだが、10歳の頃の私は本当に安易に考え「歯医者さんで麻酔してちゃちゃっと直せば歯なんて問題ない」と思っていたのだ。

自分が失っているものの価値を全く理解しないまま、毎日しっかり綺麗に歯磨きをする必要なんてないと考え、何年も歯磨きを適当にしてしまった。

20代後半になってようやく、自分自身で大事な歯をボロボロにし、大きな損失を出したことをやっと認識した。

10代、20代の頃、私はそれなりにファッションや美容にお金をかけた。

ブランド品にも興味をもって購入もしたが、30代になった頃にはブランド品や化粧品に殆ど興味がなくなり、ファッションも美容もどんどん手抜きで良くなってしまった。

30代から自分の見た目にお金を掛けた部分と言ったらほぼ審美歯科に集中している。

私の歯は20歳の時点で既にボロボロで、全体的に虫歯で荒れ放題で、歯の神経も駄目にしてしまって根っこの治療をした歯がいくつもあり、奥歯は銀歯だらけなうえに、前歯さえも虫歯を進行させてしまって差し歯になっていた。

当時の前歯は自費のメタルボンドという金属の上に陶器が焼き付けてある歯で金属の裏打ちがあった為、歯を支えるポストは保険で対応可能な金属のポストにしていた。結局前歯と歯茎の付け根は金属が透けてしまい、黒ずんで見えてしまい審美的に残念な状態で長年の悩みだったのだ。

20代半ばでアメリカに1年住んだ頃から審美歯科について興味を持つようになった。

アメリカでは白い歯に対する審美意識が日本よりも進んでいた影響を受けたのである。改めて自分の歯を綺麗にしたいと思うようになり、色々調べているうちに人が生まれ持っている白い輝かしい歯の価値に気づいたのである。

しかし気づいた時には、私の殆どの歯は虫歯による治療済みの状態で、自分が持って生まれた宝であるはずの”輝かしい白い自分の歯”は既に失われた状態だったのだ。

審美歯科の情報を知れば知るほど、既に失っている”自前の輝かしい白い歯”の価値と人工的に作り出す”輝かしい白い歯”の違いを知ってショックを受けた。

人工的に作る自費の白い歯は恐ろしく高いというのに、自前の自然な輝かしい歯程の性能はないとやっと理解することが出来たのである。

このことを母親に話したことがあるのだが、「子育てしていた昭和時代には歯磨きをしっかりして自分の歯をクリーニングしながら守るっていう考えはなかったのよね。」と言っていた。

今では日本の歯医者さんでも歯を守るための数か月に一度の検診とクリーニングの推進をしている。私の場合は、30代になった頃から歯のメンテナンスを勧められるようになったと記憶している。

自分の持って生まれた健康な状態の歯の価値を知れたことは良かったのだが、出来れば子供の頃に歯がどれだけ大事なのか教えてほしかったなと思うのである。

私が子供の時にそれを素直に聞いたかどうかは分からないが、審美に関わる治療や費用をきちんと知っていたら10代の頃には真剣に歯の管理をするようになったのではないかと思うのだ。

既にボロボロな自前の歯を考えると、逃がした魚は大きいどころの騒ぎではない。

私は無知であるために、健康な歯を持って生まれてきたのにも関わらず、その価値も知らずに腐らせてしまったようなものだ。

私は歯の大切さを知ってからのこの10年、お金と時間をかけて歯の治療とメンテナンスをしている。

まず銀歯を全部セラミックにかえた。そして金属ポストとメタルボンドが入っていた前歯のポストをグラスファイバーに変え、セラミックに変えた。

おかげで今は口の中を見渡しても、キラッと光る銀歯もチラッと見えた前歯のメタルボンドの金属淵もなくなり、それなりに整った人工的な白い歯が私の口には並ぶようになった。

この10年で私が歯に掛けたお金は軽く100万円を超えるが、それでもやってよかったと思っている。しかし、本音を言えばこんな人工的にではなく自然に白く輝くきれいに並んだ自前の歯が良かった。

どうせ歯に100万円以上かけるなら、歯並びが悪く黄ばんだ歯ても、銀歯がなく、全ての歯に神経が残った状態の健康な歯に対して、歯の矯正とホワイトニングにお金を掛けたかったとと心底思う。

私は今更ながら出来る限りのことをしようと、全体的に人工的な白い歯を装備したものの、やっぱり天然の白い歯に比べると輝きが落ちるというか、劣るのである。

お金をかけて自費でセラミックを入れても、奥歯は時間の経過とともに多少なりとも被せ物がなんとなく浮いてくる感があり、「歯の割れに気を付けて下さい」と注意も受ける。

歯の神経を抜いている場合は特に要注意らしく、「寝ている時にはとても力がはいったり、歯ぎしりする影響で、歯が損傷する確率が高いので、寝る時にはマウスピースを付けるように」と指導された。

私の歯に対する価値観が変わってから、心を入れ替えて一生懸命歯のケアするようになり虫歯ができなくなった。自分は虫歯ができやすいと思っていたのは単なるサボりの結果だったのだろう。

毎日せっせと掛かりつけの歯医者さんの歯科衛生士さんより学んだ通りに毎晩念入りに歯磨きと、デンタルフロスをを継続している。

歯ブラシも自分なりにこだわって少しお金を掛けてパナソニックのドルツという音波振動の電動歯ブラシを使っている。

歯の磨き方(歯科衛生士さんからの指導)

歯磨きルーティン

  1. 先の尖ったポイント磨きブラシで歯と歯の間と、歯と歯茎の間、歯のくぼみを磨く。
  2. 普通の歯ブラシで上の歯前右側、前左側、裏右側、裏左側とそれぞれ30秒分ずつ磨き上の歯を2分かけて磨く。
  3. 下の歯も上の歯同様に4分割し、30秒ずつ計2分かけて磨く。
  4. 最後は丁寧にデンタルフロスをかける。

先日新しく通い始めた歯医者さんでクリーニングをやってもらった時には、デンタルフロスの功名か、衛生士さんからは「虫歯もないし、歯茎がとても良い状態です」とお褒めの言葉を頂いた。

ずっと自分は虫歯になりやすい体質で、防ぐことは出来ないなんて勝手に思っていたが、丁寧にケアをするようになってからは虫歯はないままだし、歯茎の調子もとても良い。以前感じた口臭も今では殆どない。

丁寧に歯磨きをした結果、これほどまでに口の中が健康に保てるなら子供の頃からしっかりとしたケアをしたかったと今更ながら大後悔である。

自分が学業に精をだしてこなかったことは難なく受け入れられたが、歯について同じようには思えない。わたし的に、勉強は大人になってからでも別に遅くはなかったが、歯は完全に手遅れだった。

歯については取り返しがつかない状態になっている。

子供の頃からきちんと歯磨きして、軽い虫歯位に抑えてられていれば歯並びが悪くても、歯の色が黄ばんでいてもそんなものは矯正とホワイトニングをして自前の歯で審美に取り組めたと思うと悔しくてたまらない。

そんなわけで美容に熱くなる10代に遭遇すると、ついつい自分の後悔から「美容や化粧を頑張って可愛くなりたいなら、少なくとも同じくらいの熱量で歯磨きも頑張っておきなさい。」と激励したくなる。

10代の肌なんて何もしなくてもかなりピチピチしているのだから、多少手を抜いても問題ない。

綺麗な歯がキラリと輝く笑顔のパワーは大きいのだ。芸能人じゃなくても歯は命!

いつまでも健康な歯でおいしい物を沢山食べ、白く輝く歯を添えて素敵な笑顔を絶やさず行こう。

歯を大切にすれば健康な歯で口臭も激減する

歯を大切にしてから気づいたこと

  • 虫歯になり易い体質だと思ってたが、指導通り歯磨してから10年弱虫歯なし
  • 健康面を考え銀歯を自費で白い歯に替えたお陰で二次虫歯にもなっていない
  • 神経を取った歯は自費で高額セラミックの歯を入れても弱くマウスピースが必要
  • 口臭が気になる時が殆どなくなった(夫からの証言)

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