この数年アメリカ滞在時間が増えて以降、日本のスマホ契約はアメリカ放題を使うためにソフトバンクにした。本格的なアメリカ生活が開始した今も、ソフトバンク契約は保持中である。アメリカ放題についての記事はコチラ↓
ここに辿り着くまでに、他の格安携帯キャリアへ浮気をしてきた。しかし、私は結局、人生初めてのスマホ契約をしたソフトバンクの元に戻ったのである。
折角の格安キャリア利用体験について記事にしてみることにした。
なかなか使える格安キャリア
日本にはなかなか使い勝手の良い、スマホの格安キャリアが充実している。ワイモバ、楽天、ahamoとUQのどれをとっても、キャリア乗り換えの携帯電話番号の移行もスムーズで、データ利用時のデータスピードもかなり快適なユーザーエクスペリエンスを提供していると思う。
私は安定した使い勝手と安さを求め、ワイモバ、楽天、ahamoとそれぞれ1年以上利用した経験がある。通常の国内利用に加えて、海外での利用の感想を加えて情報をまとめてみようと思う。
UQモバイルだけは今でも個人的に利用契約したことがないので、安定した格安キャリア総合レポートとしては、最後の1ピースが掛けてしまっていて少々残念なところである。
私の利用レポートは2017年~2022年頃のものなので、色々変化も加わり現状とは異なる情報になることを考慮する必要がある。気になるキャリアがあれば私のレポートは参考程度にし、各キャリアのウェブサイトをよく読んで今後の利用は考えて欲しい。
格安キャリアも海外利用は手厚い
格安キャリアに充実した海外ローミングを求めたところでと思うのだが、ワイモバ、楽天、ahamoそれぞれローミングに関して、それなりにサポート体制がある。海外旅行するという人にも十分なキャリアであると言えるだろう。
しかし、アメリカに沢山渡米するという人には、ソフトバンクの「アメリカ放題」が余りにも群を抜いて良すぎるので、格安キャリアの利用を諦める程なのである。
国内通話を重視するならワイモバ
日本国内の通話利用を重視した場合、私のオススメ格安キャリア利用はワイモバイルだ。
10分無料で電話が掛けれるというのは、基本電話を利用したい私にとっては大変便利だった。両親宅の家電へ電話するにも10分あれば基本的な日常チェックは可能だったし、レストランなどの予約でも10分の通話時間があれば無料時間の内に通話を完了することができたのだ。
ahamoの5分の無料通話では、私には少々短すぎて、追加料金を払うことが多かったのである。
データ利用を重視するならahamo
ahamoの料金設定に対し、20GBの安定したスピードのデータ利用は相当魅力的である。そのうえ、この20GBは海外でのローミングとして使うこともアリなのだ!
こんなに気前の良いサービスはなかなか無い。海外でのローミング利用でもデータはサクサクだ。
電話の通話も、SMSのショートメッセージも殆ど使わないというのであれば、ローミングを使う海外利用を含め、私はahamoが一番なのではないかと思うのだ。
しかし、いい事ばかりではない。長期で海外に行く場合や、通話とSMSの利用が多くなると痛い目に合うこともある。詳しくは個別レポートに書く。
海外利用の落とし穴
私はスマホの海外利用頻度が比較的高い。それで海外利用の度に、各キャリアの使い勝手について新たに発見することが色々とあるのだ。
海外のスマホ利用の痛い所は、SMSを送信すると1通100円になることと、着信通話についても料金が発生する部分だ。私は自分から電話することも多いが、受ける事も比較的多い。その為、海外滞在中に携帯電話の着信を受け1分100円以上の料金が発生してしまったことが何度もある。
スマホを機内モードに変更すれば全て追加料金を防げるが、仕事関係の電話は料金が掛かっても受けたいので、通話料金については仕方ないと、ある程度は仕方ないと諦めている。
ローミングを使わないオフライン利用
スマホが世に出て、海外ローミングというものが広がった頃は、ローミング料金がバカ高く、ローミングを利用する人が少なかった時代もある。
私はまさにそれを経験した世代だから、今でも訪問する国によってはあえてローミングを利用せずに、オフ設定のまま、ホテルや公共のWI-FIだけで海外旅行を乗り切ることもある。
グーグルマップなら、マップデータをホテルのWI-FI環境があるところで広範囲にわたりズームインしたデータを読み込んでおけば、データをメモリに記憶させて外出後し、GPSの青い点がその地図データの上を移動するからローミングなしで道案内が成立するのだ。
格安キャリア Y!mobileワイモバ
低料金にひかれてYmobileへ。 国内で使う分には、ワイモバのデータ利用は満足するデータスピードだったし、10分間の無料通話はすごくよかった。
遠方に居る両親の家電に頻繁に電話するにも、通話代が掛からないし、お店の予約するにも10分あれば、予約は完了出来る。追加の通話料金を請求されることは殆どなかった。
しかし、私には海外利用についての問題があったのだ。私は長めの海外旅行の頻度が増え、ワイモバでは不都合が出てきてしまったのだ。
ワイモバ海外ローミング
ワイモバは多くの国でデータローミングの定額利用を提供している。1日約1000円で1GBの利用は、私にとっては高いと感じる。海外滞在が3~4日程度なら気にならないだろうが、我が家は大体2週間と滞在期間が長いから高くついてしまうのだ。
旅行が常に1週間未満であれば、恐らくワイモバイルは使いやすいキャリアだと思う。
ワイモバを解約した理由
私がワイモバを使っていた当時は、デュアルSIM構成のスマホをまだ持っていなかった。海外にいても日本の携帯の着信はいつでも受信したかったし、海外では旅行用格安SIMを使いたかったのでデュアルSIMのスマホが欲しくなったのだ。
ワイモバは、2年近くほぼ不満なく使ったものの、お得にデュアルSIMフリーのiPhoneが手に入ると聞き、楽天モバイイルへとスマホキャリアのお引越しに踏み切った。
格安キャリア 楽天モバイル
楽天モバイルのサービスが開始し、既に数年以上経った頃にiphoneの乗換えキャンペーンに乗せられ、楽天モバイルユーザーとなった。
楽天モバイルサービスが開始当時は、アンテナについての悪評もあったが、利用にはほぼ不自由がないという評判と、無料通話と、無料SMSが可能だということも後押ししたが、やはりデュアルSIMフリーiPhoneが何よりも魅力だった。
しかし、想定外だったのは日常利用である。無料SMSも無料通話もRakuten Linkというアプリを利用しないといけなかったのだ。現在では色々と変化をしているようだったが、このアプリっていうのが非常に使いづらかったのだ。
私は標準の電話機能と、SMSを使いたかったので、利用期間が1年で楽天モバイルを去ることにした。
楽天モバイル海外ローミング
海外ローミングが2GBまで使えるのは魅力的だったが、この楽天モバイル利用中はコロナ中ということもあり、楽天モバイルの海外ローミングは一度だけだ。たしかアメリカで利用したが、まぁ可もなく不可もない利用だったと思う。
ただ、1週間の海外旅行だと出歩く量が多い分、2GBは少々少ない。多くの時間をWI-FIのある室内で過ごすなら問題ないが、あちこち毎日出歩くとなると2GBは正直少なすぎるかなと思う。
一応2GBを超えても低速データが使えるが、これだと遅すぎる。その場合、追加料金の別途500円を支払い、追加で1GBが使えるようになる。一応これがあるので、困ることはないし、一応気が利いたサービスだと言えるだろう。
楽天モバイルを解約した理由
一番の理由は先に書いた通り、無料通話とSMSが使い勝手の悪いRakuten Linkアプリを使わなければいけなかったからである。これは本当に使いづらかった。
加えて、頻繁に通っていた姉宅への路線の一部でデータ利用に問題が発生していた。恐らくアンテナ未設置エリアがそこにあったのだろう。
日頃から私には気に入らない点があり、楽天モバイルには1年でサヨナラを告げ、新しいahamoへお引越しすることにしたのである。
格安キャリア ahamoアハモ
安定したデータスピードと、シンプルな電話発信とSMSを求め、ahamoユーザーになった。
月々の利用料が3000円程度で、20GBデータと5分の無料通話もついてくるうえに、この20GBは海外ローミングでも使えるという優れものだ。
アメリカと、イギリスでローミングを使ったがデータスピードもすごく良いから、2週間以内の海外旅行にちょいちょい行くっていう人は、日本の格安キャリアは断然ahamo一択である。
データ利用は文句なし、サクサクと検索は進むし、変なアプリを使わずとも通話もSMSも出来て良いのだが、私は基本通話が多い。ワイモバ時代は10分あれば両親宅の家電に連絡し、10分で色々話せていたのに、5分では短すぎてしまい、いつも超過料金を取られていたので私には合わないのだ。
面倒な部分のあるahamo
私はahamoを使い始めた当日、処理を誤り、eSIMを誤って消す自爆事故を起こしてしまった。
残念なことにeSIMを再度ダウンロードするWEBサービスは不正利用などのシステム問題で利用できず、仕方なくドコモの店頭サービスを使ったのだが、サービス料3000円を請求された。
ahamoの料金が安いのは店頭サービスがないからなのだ。どうしても必要なら、都度利用料の3000円をドコモの窓口で対応してもらうのである。
まぁ私の場合は一度きりだったので、運が悪かったと諦めるほかないが、機械音痴で窓口でのサポートが良く必要になるという人はamahoは向いていないだろう。
身内にドコモユーザーがいるahamoユーザーの場合は、docomoユーザーがahamoユーザーに発信した場合のみ家族間通話が無料になる特典がある。
これにはドコモユーザーの家族代表になっている人の同意が書類手続きに必要になる。ahamoウェブサイトから申込書を入手して書類を郵送する手間もあり、正直手続きは相当面倒なのである。
あまりに面倒だったので、結局手続きしないままahamoを解約してしまった。
ahamo海外ローミング
ahamoの大きな魅力である20GB海外ローミングだが、気を付けないと痛い目に合う。私はしっかり、痛い目にあってしまった。
何が問題かというと、2週間の海外ローミング制限である。この2週間の時計の針は海外に到着し、現地でローミングを開始したところで計算が始まる。
何か国か旅をするという人には全く向かない。国を移動しても日本から離れて14日という計算になるらしく、再度日本での回線に接続しない事にはデータ利用が激遅でほぼ利用不可能な状態になるのだ。
追加料金を払い高速ローミングが再開できるようにする術もなく、どうにもならなくなるのだ。
加えて、20GB枠の海外ローミング制限も存在する。 ahamoは海外で利用可能なローミングデータに20GBという制限を設けている。例え日本で、100GBの大盛りオプションをつけて、当月に残り80GB抱えていたとしても、国外で使えるデータは20GBのみなのだ。追加料金のオプションも存在しない。
だから長期で日本を出て海外旅行をするという人には、ahamoの海外ローミングはオススメできない。
ahamoを解約した理由
私の場合、やはり2週間以上の海外旅行が多い事が一番の問題だった。海外に到着してから2週間の間はいいが、旅行中の間に必要が無くても2週間の日付カウントは止まらないのだ。海外滞在中15日目、16日目でどうしても海外ローミングが利用したくてもする術がないのだ。
日本国内利用にはそれなりに満足していたが、海外利用部分で満足できず、結果自分には合わないと認め、結局私はソフトバンクに戻ることにしたのである。
それでもahamoの海外ローミングで高速データを20GBデータ使えるのは凄い。海外旅行に良く行くが、旅行はだいたい1週間以内で、通話は殆どしないって人にはahamoはとても優秀なイチオシプランだと思う。
海外旅行安く通話する スカイプ
海外旅行中に現地で観光やレストラン予約する時に通話代がかさむ心配がある。そんな時にはSKYPEスカイプがオススメだ。
SKYPEアプリから固定電話や携帯電話へ発信できるSKYPEのプリペイド通話オプションを使うことが可能になる。スマホにスカイプアプリを入れ、Skypeクレジットで600円分程のSKYPEクレジットを購入して電話発信すればいいのだ。
これで旅行中は日本への通話も、現地通話も激安に済ませることができる。それに旅行先で、航空会社等のフリーダイヤルに電話をすることだって可能になるのだ。SKYPEからフリーダイヤルへの発信に料金は掛からないからアカウントを作っておいて損は無いように思う。