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グリーンカード取得Part5 ワクチン接種続編 ワクチンどこで打つ?

アメリカ暮らし

今回のブログは前回のグリーンカード取得Part4 健康診断とワクチン接種 医師探しと費用 で書いたワクチン接種についての番外編である。

この記事は2024年の6月にグリーンカード申請をした際の情報をベースにしている。

不足ワクチン接種を受けなければ先へ進めない

I-485グリーンカード申請書類の必須書類の一部として存在するI-693健康診断と予防接種記録の報告書はUSCISの医師を訪問し、健康診断を受けただけでは完了しない。

必要とされるワクチン接種を全て受けているか、抗体保持ができるているか確認できなければ書類が完成しないのだ。

これが意外なハードルとなってグリーンカード申請者の前に立ちはだかるのである。

必要なワクチンの種類のおさらい

グリーンカードを申請する人は以下のワクチン接種が必要となる(年齢によって変化あり)。 

  • Mumps おたふく風邪
  • Measles ハシカ
  • Rubella 風疹
  • Polio ポリオ
  • Tetanus and Diphtheria Toxoids 破傷風&ジフテリア
  • Pertussis 百日咳
  • Hepatitis B B型肝炎
  • Chicken Pox 水疱瘡
  • COVID-19 コロナ

短期間にワクチン要件を満たすために

不足しているワクチンをその医師のもとで接種できれば話は簡単だが、その医院にワクチンの在庫がない場合は自分でワクチンのある薬局を探すことも必要となる。

通常、I-693報告書の為に医院へ訪問した翌週辺りには医院へ再訪し、このI-693報告書を回収する流れで医院も予定を組むのである。

医院で不足しているワクチンを発注していては間に合わないからなのか、医院にないワクチンについては早急に自分でワクチン接種できる場所を見つけ、翌週の医院への予約日までにワクチン接種を受けるように指示を受けた。

こうしてわたしはポリオワクチンとコロナワクチンの不足分を補うための行動を起こすことになった。

ポリオワクチン接種可能な薬局探し

前回のブログでも書いたが、私は子供の時に生ポリオワクチンという経口タイプのものを規定通り2回受けているが、それではUSCISの4回という規定に不足しているといわれ3回目を受けることになったのだ。

「今回、3回目を受けけるだけでは4回という規定からすると不足じゃないか!」という意見はあるだろうが、今現時点で可能な限り対応するということをすればいいようだ。

幸いにもポリオワクチンは都度、接種に期間をあける必要があるらしく、私は3回目だけを受ければいいということらしかった。

大人ポリオワクチン在庫のある薬局探し

まず医院で伝えられたことは、大人用のポリオワクチンの在庫をもつ薬局は少ないということである。

医院へ訪問した翌日、私はPC画面に近隣のグーグルマップを表示し、どの薬局から電話を掛けようかと思い悩んでいたのだが、ふと、インターネットでアメリカの薬局チェーンのCSV(シーブイエス)やWalgreen(ウォルグリーン)ウェブサイトでワクチン料金を調べることを思いついた。

確認すると、どちらのウェブサイトもワクチン接種の予約まで出来る機能を持っていたのである。

ウォルグリーン薬局のワクチン接種予約サイト

私はウォルグリーンのウェブサイトを利用して、自分の住む郵便番号を入力し、年齢も入力し、大人用のポリオワクチン接種が可能な薬局を検索した。

そして検索結果で表示された家から近い薬局へ電話をして本当に大人ポリオの在庫があるか確認したのである。

薬局部の担当者が電話口にでるまで相当待たされたが、なんとその1件目に電話をした薬局に大人用ポリオワクチンの在庫があったのだ!

その担当者に「今日処方箋んを準備するから、今日ワクチン接種できるか?」と聞くと、問題ないというので私は早速医院に処方箋の発行を依頼する為に電話を切った。

ちなみに担当者からは「このワクチンは保険の適用ができないし、費用は100ドルだよ」と伝えられたが、この時点で私は保険に加入していなかったから即日ワクチン接種ができれば問題なかったのだ。

ポリオワクチン接種には処方箋が必要

このポリオワクチン接種は少々面倒なのだが、処方箋なしにはワクチン接種はできないのだ。

前日の医院滞在時にこの事実は聞いていたので、医院から指示を受けた通り医院へ電話をし、「どこどこのウォルグリーン薬局に大人用のポリオワクチン在庫があるから処方箋よろしく!」と電話を掛けた。

医院の担当者は、今すぐ処方箋を薬局に送るといい、私は電話を切った。

すると少しして、処方箋の電話番号を利用したのか、早速ウォルグリーン薬局から「ポリオワクチンの処方箋が届きました。」と、携帯テキストメッセージが届いたのだ。

しかし、その1時間後にウォルグリーンの薬局担当から、「うちには大人用のポリオワクチン在庫はありません」と電話をうけたのである。そんなわけはないのだ。

私は、「数時間前に別の担当者から大人用のポリオワクチン在庫があると言われているので再確認してくれ」と丁寧にお願いすると、少しの間電話を保留し担当者が電話口に戻ると、「大人用のポリオワクチンはあるからいつでも来てください。」というのである。

アメリカという国は残念ながらこういう事は普通にあから、なんでも「はいそうですか」なんて言ってはいけないと思うのだ。「え?」と思ったら再確認は必ずしたほうがいい。

その後、私は無事に薬局の窓口に行き、簡単な問診票の記入をして支払いを済ませると、小さな処置室に呼ばれ、プスッと大人用ポリオワクチン接種を完了することが出来たのである。

避けられないコロナワクチン接種

私は他の皆と同じように2021年に2度コロナワクチンを接種した。しかし健康には自身があるし、わたしはそれ以降コロナワクチン接種はしないことに決めたのだ。

今ではワクチン接種の後遺症に悩む人の話を聞くし、余計にコロナワクチン接種をしたくない。

しかし、グリーンカード取得の道に、このコロナワクチン接種要件が立ちはだかっているのだ。

2023年の後半以降から現在までにコロナワクチンを受けていないといけないというのである。

正直なところは、私は何かコロナワクチン接種を避ける道があるのではないかと考えていたのである。きっと道はあるだろうから、その道を見つけようとしたのである。

Waiver コロナワクチン接種義務の免除情報収集

私はコロナワクチン接種を避ける道を探し、USCISのウェブサイトを調べ、Youtubeやインターネットの情報をあちこち調べ回った。

そして分かったことは、基本的にどの種類のワクチン接種の拒否(免除)は出来ないということだ。

自分の体の状況や、物理的に入手ができないとかの理由により、医師が免除を許可するという道はあるが、私のケースには当てはまらないのだ。

それに、私はこの時点で既に医師の元で幾つかのワクチン接種をし、ポリオワクチンも受けている。そうなると私にはコロナワクチンを受けないという選択肢がないのである。

コレは受けて、アレは受けないということをするとグリーンカードは却下になるのだとはっきりと各所で記載されている。

しかし、宗教的信念または道徳的信条による免除というものが存在している。但しこのケースを申請している人は全てのワクチン接種を拒否していることが前提だ。

そういう宗教団体に所属しているなら、団体から証明書等が必要になるし、道徳的信条による免除申請するにしても陳述書を別途作成し、免除制度を使うのに定かではないが、I-601 Application for Waiver of Grounds of Inadmissibility 申請書に加え、申請料金1050ドルを払う必要があるようだ。

そこまでしても、確実に前向きにこの申請書が受理される保証はないのだとUSCISのウェブサイトにも記載があったし、インターネットにも同じようなことが書いてあった。

少しでも疑わしく思うケースはグリーンカード却下につながるのだと。

ここまで調べて私は結局、観念してコロナワクチンを接種することにしたのである。

コロナワクチン接種はどこでできるのか?

猶予をもって探せば恐らく今でも住んでいる行政地区で無料のコロナワクチン接種が可能だろう。必要になったら時点で行政地区のオフィスに電話でコロナワクチン接種の情報を入手しておくといい。

私は医院で往診+書類を取りに行く日までコロナワクチンを受ける決心がつかず、医院に行く直前に費用は自分持ちで対応することになったのだ。

医院予約が昼過ぎだったから、私は午前中買い物をしながらドライブついでに地域の保健所のような場所に行ってみると、事前予約さえすれば実費20ドルでコロナワクチン接種は出来るという。

しかし、私はノロノロしていたので、高額な実費でワクチン接種をしないといけない状況に陥ってしまったのだ。

残り時間が少なくなり、私は少々高額でも、どこでもいいからコロナワクチンを受けることにした。

近隣にあったスーパーマーケットに入っている薬局でコロナワクチン料金を聞くと、350ドルだという。さすがに350ドルはないだろうと、別の薬局に行ってみると、料金は180ドルでだと言うので、私はその薬局でコロナワクチン接種をすませた。

殆どの人は入っている保険で費用が賄われ、無料でコロナワクチンを受けれる仕組みとなっているらしいが、生憎わたしは実費なのだ。

ぎりぎりまでコロナワクチンを打つことを考えていなかったから私は180ドルも払うことになったが、前もって地域行政で調べておけば打ちたくもないワクチンに高いお金を払う必要はなかったのである。

頼りにならない政府のCovid Vaccineサイト

コロナワクチン接種をすると決めた後、実は私は後遺症などの影響が少ないらしいノババックス(Novavax)というワクチン接種を受けたいと考えた。

そしてノババックスワクチンを接種できる薬局を探すためにアメリカ政府のコロナワクチンサイトで検索したのだ。

https://www.vaccines.gov/

検索するといくつもの薬局が表示され、在庫のあるコロナワクチン名と情報がいつアップデートされたか記載があり確認できるようになっている。

私はすっかりこのサイトを信じてしまい、2軒の薬局に出向いたのだが、2軒ともノババックスのワクチン在庫はなかったのだ。

私は薬局にまず電話をして確認することを怠ってしまい、薬局2軒へ無駄足を運んでしまった。

まず1件目では、「昨日使用期限が来たから廃棄したんだよ!だから今在庫無いんだよね。」と言われたのである。まぁそういうこともあるかと私は2軒目に行ったのだが、2軒目でも同じような事を言われた。

どうもノババックスのワクチンは今年の夏ごろまでの使用期限分までのワクチンしか製造しなかったという印象を受けたのだ。そしてどのワクチン会社も秋ごろになると、最新版のワクチン供給をするらしいのだ。

こんな風に不可解なノババックスワクチン供給状況に足を取られ、無駄足を踏んでしまったが幸いにも手早く情報収集ができたので、私は諦めて在庫が大量にあるファイザーのコロナワクチン接種へと方向転換し、無事にワクチン接種を済ませた。

ワクチン接種の節約術

I-693健康診断と予防接種記録の報告書の為の医院予約をする前から行動出来ることがある。

自分がどのワクチン接種が必要になるかはだいたい予想することができるだろう、だからそのワクチンの接種料金がいくらなのかということを近隣の薬局で確認しておくことが可能だ。

私は子供の頃に水疱瘡にかかっているので抗体を持っていたから、血液検査で抗体を証明することが出来たが、水疱瘡のワクチン接種をするとなると料金が結構高いのだときいた。

ワクチン接種が多くなればなるほど追加でかかる費用がかさむことになる。

いつまで続くのかコロナワクチン接種要件

今回のグリーンカード申請時にコロナワクチン接種をしないといけないのだとアメリカに住む友人に話すとみんな仰天していた。いまでも「コロナワクチン接種を強要しているのか?」と。

それほどにアメリカでもほぼ誰もコロナワクチン接種は過去の事になっているのにグリーンカード申請には必須なのである。

一体いつまで続くのか分からないが、USCISの正式アナウンスがあるまでこの要件はなくならないのだろう。

2023年時点ではアメリカ国内で沢山の無料ドライブスルーコロナワクチン接種を目にしたし、多くの地域行政保健所では予約なし訪問で無料コロナワクチン接種を提供していたが、2024年夏時点ではそんなのは目にしなくなった。

しかしUSCISが要求する限りグリーンカード申請者がコロナワクチン接種は必須なのだ。

だから賢く、地域行政の低額コロナワクチン接種サービス等を利用して最低限の痛手で対応しよう。

私も医院への再訪問日を後日に変更さえすれば地域行政の低額コロナワクチン接種サービスを受けれたが、私はどうしてもUSCISへグリーンカード申請書を即日送りたい理由があったので高額のコロナワクチン接種という道を選んだ。

時にはお金で物事を解決するしかないこともあるから仕方がない。

こうして私は1週間の間に3本の血液検査を受け、4種類のワクチン接種を受けたのである。だから私はグリーンカード申請で実は一番高いハードルはI-693報告書だと思うのだ。

引き続き、アメリカ国内でアメリカ人配偶者のグリーンカード申請シリーズは続く。

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