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ESTAアメリカ滞在90日を連続で繰返すと入国審査で引っかかる

アメリカ暮らし

私は2024年になってからアメリカにESTAで入国後、色々な事情からアメリカ長期滞在を決めアメリカでグリーンカードの申請をした。

今まではずっとESTAでアメリカ入国をし、上限の90日滞在をしていたのだが、一度だけESTAの使い方で失敗したことがある。

ESTAアメリカ滞在90日の誤った使い方

数年前に私はアメリカにESTAで入国し90日近く滞在した後に、イギリスに行き1か月滞在した後、再度アメリカにESTAで入国した。

その時の入国審査で滞在期間を聞かれ私は「2カ月半程度」と答えると、審査官から「ESTAの利用方法を間違えているね~。例えば過去の半年を見た時に半分以上の期間は、アメリカ国外に居るような利用法じゃないと、ESTA利用の悪用と思われてESTAが使えなくなるよ。」と言われたのだ。

3か月以上、ほぼ連続するような形でアメリカに滞在するとアメリカが拠点とみなされるらしい。

1か月の内に1週間~10日のビジネスとリップなどのでアメリカに来て滞在をしているケースなら、きっとあまり問題にならないのだろうが、私の場合は完全にその時点で過去5カ月を見ると半分以上がアメリカ滞在となっていたのだ。

私は、とりあえず一旦バックオフィスにいってくれと言われ、パスポートを別ケースに入れられ入国審査の大きな集合待合席のあるバックオフィスに連れていかれた。

ESTAではなくビザを申請するススメ

集合待合室のあるバックオフィスに着いて着席し待機していると、同室にあるアクリル板で仕切られたカウンターに着席した職員に名前を呼ばれ簡単な面接が始まった。

私がESTAでアメリカに入国して90日近く滞在し、その後1か月を開けただけで再度アメリカにESTAで入国し90日近く滞在するのは間違えた使い方で基本NGなのだと説明を受けた。

「次回からは、アメリカに6カ月滞在するならば、アメリカ大使館で6カ月のビザを取得してからきなさい。」という注意を受け、この時にはそのまま入国させてくれた。

この空港での入国審査バックオフィスでの待ち時間を含めた所要時間はおそらく20分程度のものだった。

ルールを守れない情状酌量ケース

私がこの時にアメリカに長く居た理由は、そもそも夫が慕っているアメリカに住む伯父さんの死期が迫っているという背景があった。

しかし、人の生き死にについて誰も明言できるわけもない。だから私はこの別室での入国審査官に、次回にアメリカに渡航する予定は暫くないから普通に考えると、次回のESTA利用は問題ないと思うことを伝えた。

しかし、問題は死期が近づいている伯父である。「日本に帰国した翌週にもし伯父が亡くなった場合、私は必ず伯父のお葬式の為にアメリカに渡航すると思うが問題あるか?」という質問をした。

すると入国管理官は、「その場合は、入国審査で事情を説明し、伯父さんのお葬式を行う葬儀場の情報と、葬儀のスケジュールなどを持っくれば問題ないよ。」と言ってくれた。

入国審査のルールも、基本は全て妥当性を問いながらの対応になるのだなと私は理解をした。

入国審査の基準はケースバイケース

そもそも私は入国審査のバッグオフィスに連れていかれた時にドキドキしてしまうことはなかった。

というのも私の場合は、夫がアメリカ人だったし、結婚生活は10年以上で、当時私はまだ日本で会社員をやっていたのだ。そして日本だけでなく、アメリカにも私たちが暮らす家もある状態だったのだ。

だからアメリカの通常の空港の入国審査担当者も、バックオフィスの入国審査担当者もとても友好的で、「ESTAのこの使い方は駄目なんだよ。」と、優しい指導だったのである。

まぁ意地悪な担当者というのも居るので、私と同じ状況でも手厳しく言われる可能性もあるだろうが、とりあえず初犯ならばアメリカの入国自体は恐らく問題なく出来るんじゃないかと思う。

入国審査は正直に答えるが基本

私はとにかく入国審査での質問事項には正直に答えることが必須だと思っている。

アメリカに滞在して思ったが、裁判官や、警察官、それに入国審査官も含め誰と話す時でも、少々自分に不利な情報だとしても、正直にありのままに質問に答えることがアメリカで楽しく健全に過ごすための基本事項だと思う。

知らなかったことは「正直に知らなかった。」といって、実際に次からは学んだルールを守ればいいのだ。ペナルティを払うことになることもあるかもしれないが、それは仕方のないことだ。

多めに見て貰えることもあるが、アレコレ騒いで何かがどうにかなるわけではない。

しかし素直に従いつつ、「譲歩した道を与えて欲しい」と立場をわきまえて懇願すれば、その道も与えてくれる可能性のあるのがアメリカという国である。

グリーンカードを申請する申請書も、とにかくすべて正直に自分の事を記載するということが、どの弁護士の動画を見ても言われていた。

嘘をついていたと発覚した時の代償が恐ろしく高いということに繋がるということを覚えておこう。

ESTA登録が煩雑になっている

私は渡米に際して、2009年のESTA登録が必要になってから2年ごとにずっと登録をしてきた。

アメリカに渡米する予定がなくとも、いつ身内の不幸などでアメリカに渡米するか分からないという懸念もあったから、ずっとこまめにESTAの有効期限切れになると、すぐにESTAの登録をした。

そして私が最後にESTA登録をしたのは2023年の冬だが、この時のESTA登録は個人的な感想だがかなり煩雑さが増していた。

まずスマホを持っていないと登録が難しい。PCでも登録ができるというが、パスポート画像のアップロードが必要になったりするから、結局スマホでESTA登録する方が手間が少ないのだ。

以前まで私はPCでしかESTA申請をしなかったが、パスポートの画像アップロードが加わったことによりスマホで登録を進めるしかなかったし、日本に居る身内のESTA登録をこれまで代行していたが、それももうこの先は出来そうにないと諦めた。

テクノロジーが進化した分、便利さも進化しているが、求められる対応の手間も増えているのは間違いない。

私はこの先グリーンカードを取得するから自分のESTAを登録することはなくなるが、日本に住む家族の為に今後のESTA情報もモニタリングは必要になる。だから結局ESTAとは今後も長い付き合いになりそうだ。

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