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英会話学校とは違う学びの英会話術

英語の壁

日本に住んでいながら私の毎日の生活では英語が公用語である。

家では夫と英語でコミュニケーションをとる。

仕事では上司・同僚、そして客先とも英語でコミュニケーションをとる毎日。

日本国内においてであれば私は英語ペラペラと言われる部類に属しているらしいが、私は間違いなくネイティブではないし、ネイティブに間違えることもない。

「日本人ですか?」と聞かれることはあるが、きっとどこぞやのアジアの国から出稼ぎにきたのかと思われているのだろう。

とりあえず私はアメリカで暮らすとしても英語で困ることは少ない。

銀行でも、各種サービス会社との電話のやり取りでも必要なことはコミュニケーションできる。

英語が話せるようになりたいと思っている社会人の方々、希望を持っていい。私が本格的に英語を学び始めたのは20代半ばだった。かなりの遅咲きタイプだ。

私が18歳の時、英語を学ぼうと思ったスタート地点での英語力と言えば”This is a pen”がいえる程度。

そんなレベルの私が3か月間アメリカでショートホームステイをしたところで大した成長はできなかった。滞在中はただただ中学校英語参考書を開き机に向かう日々である。

基本文法をもくもくと1人で部屋の机で学んでホームステイは終了してしまった。とても英語での授業に参加して英語を学ぶというレベルに達することが出来なかった。

帰国後に英会話スクールにも通ってみたけど、この時に私が到達したレベルは、海外旅行で何とかコミュニケーションを辛うじてできるレベルだ。

その後は数年間日本の会社で働き私は再度、20代半ばでアメリカで生活をしてみたいと改めて英語にチャレンジする事に決めた。

私はアメリカでのベビーシッター国際交流プログラムのオペアプログラムというものを見つけた。

早々に適応試験を受けてみたのだが、必要要件である大卒レベルの英語に私は残念ながら届かなかったので仕事を辞めて、このプログラムに合格するために英語の勉強を始めてみた。

そしてこのプログラムには保育経験も必要だったので英語勉強をしながら保育経験も積むことにした。

保育経験要件を満たすために私は近所の保育園で日中にボランティアをし、それ以外の時間には独学で中学英語の参考書をつかってみたりしながらコツコツ英語の勉強を進めた。

英会話もやらないと!と思ってネイティブ講師との英会話もやったが、これは効果があったかどうかわからない。英会話はただ何となく会話をしても、やった気になるだけで余り効果がない気がする。

それでも一応努力の甲斐あって、半年ほどで私もなんとかそのプログラムの参加の基準を満たして合格を貰えた。

しかし合格はしたものの私は自分の英語力に全然納得できなかった。

その時点での自分の英語力でベビーシッターが務まる気がしなかった。ベビーシッターをしている時に問題が発生して電話で誰かに助けを求めるのにもっと英語力が必要じゃないか?と思ったのだ。

私は「どうにかしないとヤバい!」と思い、その国際交流プログラムの受験希望者に案内されていた”通信の英語学習コース”というものに、自分が合格資格を得てから受講させてもらうことにした。

まるで大学に入学してから予備校に通うようなものである。

しかしこれが私の英語力に底力をつけるものになる。この判断は本当に私にとって良かった。珍しく自分が心配症で良かったと思える部分だ。

藁にもすがる思いで始めたその”英語通信教育”は予想できなかった程に凄くよかった。

この通信教育の学習法がなかったら、今の私のペラペラ英語もなかっただろう。

この学習法で沢山の英語基礎を自分のものにすることが出来た。導いてくれたMARIちゃん先生にとても感謝をしている。

英会話学校にいけばネイティブの人と英語で会話をして、生徒はやった気になるものなんだ!と、この通信コースで勉強をして感じるようになったのである。

しかし、通信教育での英語学習は気分じゃなくて、実際に英語を習得している実感を与えてくれるものだった。

この通信教育でやったことは、”英語で日記を書く”、”英語のドリルを解く”、”英語での電話クラスをやる”の3本柱である。

”英語の日記”には好きなことを書いていいのだが、なんとなーくその日の行動記録をするのではなく、何かについて特記をすること、と決められていた。ひとつの事を様々な方向から書くのだ。たとえば今日は私の母親がどんな人かを書く、翌日には父親のことを書く、別の日には大好きなポテトチップスについて書くなんてこともあった。

毎日書いた”英語の日記”を2週間に一度提出し、全体的に文法の添削をしてもらう。文法だけじゃなく、文章の構成のアドバイスももらい文章力を鍛えた。

”英語のドリル”では基本的な文法を習得するのが目的である。英語で書かれた問題に英語で答える。文法の説明は書いてあるが、問題セクションには答えがないので、私が答えを書き込む。答えを記入したプリントを日記と一緒に2週間に一度提出する。そして後日〇×がついて帰ってくる。×が付いた部分はやり直して〇が付くまで再度提出を繰り返して文法を鍛えた。

”英語の電話クラス”では英語で話す力を鍛えた。この英語でのメインスピーカーは私で、先生は聞き役だ。私がひとつのトピックについて10分位かけて何かを説明し、その後に私が話した内容について先生から色々と質問され、質疑応答をするクラスだった。

この”英語電話クラス”をやったおかげで、自分の考えを英語で伝える力がついた。これをやったのでアメリカでベビーシッター暮らしを始める頃には、英語でのコミュニケーションが結構出来るようになっていたのだと思う。

語電話クラス”のやり方・・・

まず事前に”英語の電話クラス”をするために”メニューの作成”をする。

メニューは単語2~3個を使った箇条書きの様なメモで、それを事前に先生に提出し、進める。

  • 何について話すかお題を決める
  • お題に対する総括的な概要説明のための要点を単語で何個か書き出す
  • 要点となる単語を使い、内容をサポートする文章の軸となる単語をいくつか書き出す
  • 最後お題についての個人的な思い入れや感想を説明するポイントとなる単語をいくつか書き出す

メニューの提出が終わったら、”英語の電話クラス”に向けてひとりでスピーチの練習。

ストップウォッチで時間を計りながら一人で声に出して説明の練習をする。何回か練習して当日に挑むのだ。

声に出して説明しようとすると意外に難しい。練習目的で自分のスピーチを録音して聞いてみると恥ずかしくなる出来栄えだったりする。録音して自分のスピーチを聞き真の実力を知ろう!

”英語の電話クラス”当日は、自分で練習した通りに自分で作ったメニューメモを見ながら、順序に沿ってお題の説明を電話で先生にする。

一人でのセルフ練習ではそれなりに上手くできたような気がしていた部分も当日は上手くいかないところがちょいちょい出てくる。聞き手が居ないときに効いていたと思う誤魔化しが先生を前にすると全然効かないのである。

電話クラスで私は何度もしどろもどろになった。

話している意味が通じなければ私が話している途中でも、先生が質問してくる。私が話している途中でも先生は私のレベルに合わせて文法の注意もその場でちょいちょい入れてくる。私のキャパが無い中で授業は続く。

自分がいっぱいいっぱいになっていると、先生の英語での指導がわからなくなるのだが、そういう時は日本語でも説明をしてくれた。

日本人の先生の良い所は、私が「日本語であればこう言いたいんだけど、英語だとなんて言えばいい?」と聞けることだ。私のレベルに合わせてヒントをくれたり、答え方を教えてくれるのだ。

気持ちがいっぱいいっぱいになる電話クラスなのだが、その方法で私は確実に英語の話し方を学んだ。

この”英語通信教育”を通して私の英語力は飛躍的に伸びた。

自分が話し手となってひとつの事を誰かに話す訓練を、お題を変えて何度もするという練習を普通の英会話スクールでは経験したことはなかった。

もって生まれた才能とか個人の能力というよりも、英語力を伸ばせるか伸ばせないかは、的を得た学習をする機会があるかないか?と思う。

この”英語通信教育プログラム”は既に終了してしまったので新たに友人に紹介できないことはとても残念だが、個人で英語の先生を見つけたら、”英語の日記”や、”英語の電話クラス”をやってほしいとお願いしてみたらどうだろう?

私はアメリカ滞在中に夫と出会い、それからずっと夫の愛情に満ち溢れた英語スパルタ教育を受け英語生涯学習は継続中だ。

しかし私の英語力はあの20代半ばで出会った”英語通信教育”で得た基礎に支えられて出来上がったものだと思う。

勉強の仕方で英会話の習得スピードも変わる。良いものなら1,2か月目からでも成果を実感できるだろう。世間には怪しい商材教材も沢山あるから騙されないように賢く信頼できる人から英語を学んでもらいたい。

毎日たった〇分聞くだけでという学習法でペラペラになるのであれば日本国民全員既に英語がペラペラだろう。結局はコツコツやるほかない!

英語も為せば成る!継続は力なり。諦めずにやってみよう!

英語で会話ができるようになるためにやること

  • 諦めずに継続して学習をする
  • 中学で習うような文法の基礎を重点的に学習してベースを作る
  • 何かひとつのことを説明する練習をお題を変えて継続する

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