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身軽な旅行がいいじゃない

暮らし話

我が家では海外旅行に出るときでもかなり身軽な旅行をする。

アメリカの家にいく時は、日用品が既にアメリカの家に揃っているのでそもそも大荷物を持っていく必要が殆どない。

しかし我が家ではそれ以外の海外旅行でも飛行機に乗る時には、機内持ち込み分の手荷物しか持たずに旅行に出掛けるのだ。

夫からは結婚前から「旅行に行く時には空港預けをせず、機内持ち込み分だけで旅行したい」と言われていて、それからずーっと基本は機内持ち込み分だけで旅行するようにしている。

機内持ち込み分だけの荷物で旅行をするメリットはいくつかあり、その一番のメリットは基本荷物の紛失は起こらないことである。

私の友人の中には何人か、海外旅行に出発したが目的地の空港に到着した時、スーツケースが届かなかったという人たちが複数いる。

そのうちの一人はバケーション旅行だというのに、荷物が暫く届かないようだと言われ、ホテルに到着後は必要な着替えやら日用品を買い揃えるの苦労し、旅行が終わるころにやっと荷物がホテルに届けられたと話をしていた。

機内持ち込み荷物だけで旅行する最大の利点は、目的地に到着した時に手荷物を回収する手間がない。

空港に到着し、飛行機を降りたあと預けた手荷物を待つ必要がなければ、15分程で空港を出ることができる。(国際線で入国審査に時間を取られることもあるが)

荷物を受取る待ち時間なんて何でもないという人も多いだろうが、私は夜に着く帰国便で成田空港に到着した時、飛行機を降りてから荷物を待つことなくダッシュで成田空港を出たことで、その日のうちに電車に乗り最終目的地に到着出来たこともある。

身軽で動きやすいという利点もあり、私は引き続きコンパクトな荷造りスキルを上げ続けている。

復路については空港預けをすることもある。行きは最低限の荷物にしておき、機内持ち込みの荷物にコンパクトに折りたためる大きなバッグを旅行先に持っていき、その持っていたサブバッグを空港預けにし、お土産やら旅行先で買ったものを入れて帰国するのである。

オススメのコンパクトバッグは1個400円程度で売っているIKEAのフラクタトロリーバッグだ。

  FRAKTA フラクタ トロリー用バッグ

強度に不安があれば2重にしてもいいし、ジッパーが開いてしまうことを恐れるならジッパー同士を結ぶ結束バンドか、適当なビニール紐でも持っておくといい。最近はこれが一番便利なサブバッグだともうが、割れ物はいれられない。

割れ物やワインを数本持って帰ってくることも考えると、機内持ち込みできるサイズのスーツケースで旅に出るのがオススメだ。

帰国時は、割れ物やワイン等液体物はこのスーツケースにクッション材を入れて帰りは空港預けにするという手もある。

私は過去ワインを3本をスーツケースに入れて持って帰ってきたことがあるが、残念なことに空港預けしたスーツケースの中で、そのうちの1本が割れてしまったことがある。

ワインは全て個別にビニール袋に入れて洋服やタオルで巻き、さらにビニールに入れていた為、スーツケースの中がワインでビシャビシャになることはなかった。

空港預けをしないことになれたのにはもう一つ理由がある。それはSkiplaggedという航空券検索システムで航空チケットのお世話になることもあったからだ。

このSkiplaggedというサービスは普通の格安航空券を探すウェブサイトとはかなり違っている。

ちょっとトリッキーで複雑なチケット手配になるのだが、例えばニューヨークからシカゴに行くチケットを探しているとする。日付と出発地と目的地を入力し、最安値で出てくるチケットはニューヨークからシカゴで乗り換えてミネアポリスに行くチケットが出てきたりする。

つまりシカゴについた後、ミネアポリスへの乗り換え便には乗らないことになる。そしてチケットは片道買いである。

この手のサービスを使うと手荷物の空港預けはNGだ。預けた荷物はミネアポリスに行ってしまう。

ちなみに同日のプランで単純にニューヨークからシカゴに行くチケットはもっと高額なのでこういったややこしいサービスが出てきたりするのだ。

航空券は出発地から最終目的地の需要によって金額が変わるようになっているらしく、ニューヨークからシカゴを経由し、ミネアポリスに行けば何十ドルも安くチケットを買えるというようなマジックが起こるらしい。

ややこしいのだが、このサービスを使っていることは基本他言無用である。

本来はミネアポリスに行くチケットを買っているので空港や飛行機でそれを口に出してしまうと、規約違反みたいな話になりニューヨークからシカゴの便のチケットも発券してもらえない恐れもある。

一番怖いのは便がキャンセルになった時である。その場合、航空会社はニューヨークからミネアポリスに直接いける便を率先して探すので、シカゴには行けなくなってしまうなんてことも起こりかねないのだ。

このSkiplaggedサービスを使う不安要素は、このサービスが航空会社のルール破りをしている可能性を挙げ、目を付けられる恐れの注意喚起もあることだ。

他にも問題になるケースがいくつかある。

機内持ち込みできるはずのスーツケースを持っている場合、搭乗時に既に機内にスペースがないからと空港預けと同じように預かり対応されてしまう可能性もある。その為、このSkiplaggedサービスを使うときには足元のシートの下に置けるサイズのバッグである必要もある。

航空券の最終目的地にも気を付けよう。ビザがないと入れない国なんてことがあり得る。その場合出発日空港に行くと、あなたは最終目的地のビザが無いから航空券の発見が出来ませんなんてことになる。

実際に私自身最終目的地がカナダになっていた時、カナダのESTAを取らないといけないと言われ焦って空港でカナダのESTAを申請したことがある。たまたま3時間以上前に空港に到着していたのでどうにかなったが本気で焦る経験をした。

Skiplaggedは色々と注意することが必要で、制限あるサービスだがアメリカ国内でちょっと大リーグでも見に行くかと週末小旅行にリュック一つで出かけるなら、それなりに利用価値があるサービスだと思う。

最近では、アメリカ国内の大手の航空会社も、手荷物はリュック一つしか持ち込めない安い金額の航空券の販売もしている。手荷物を少なくして安く旅行するのもこの先もっと流行るだろう。

長めの旅行中に1泊や2泊の小旅行を挟み、他の目的地に行って戻ってくるならスーツケースはホテルに預かってもらい、リュックひとつで小旅行にでかけてもいい。

コンパクトに荷物を纏めるスキルは結構何気に役に立つ。

自分が本当に必要なものだけ持って数日旅に出ることに慣れていたので、仕事で国内出張に行くと、同僚から私の荷物の少なさによく驚かれた。

誰もが荷物をコンパクトに纏める必要はないだろうが、私は荷物を少なくして身軽に出掛けるスタイル気に入っている。

いつでも荷物を増やすことはできるが、荷物を少なくするには少しコツもあるだろうし、慣れも必要だ。

ほんの少しか荷物を持てない時の為に、何が最低限な荷物で問題なく過ごせるかということを知っておけば、いつか何かの役に立つのではないだろうか?

飛行機に乗る時に空港預けをしないメリット

  • 荷物の紛失に遭遇することはない
  • 荷物を受け取る待ち時間が必要ない
  • 安い料金で航空券を買える可能性がある

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