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炊飯器はなくても大丈夫。ご飯は鍋で炊けばいい。

暮らし話

我が家には炊飯器がない。

結婚生活は10年を超えるがその間、我が家はずっと片手鍋でご飯を炊いている。

もともと毎日食事を作っていないのと、お米を食べる回数自体が他の家庭よりかなり少ないのも理由のひとつだと思う。

余っているから持っていきなと母に1合炊き炊飯器を勧められたこともあるが、それも断ってきた。

我が家に炊飯器を置かない一番の理由は手狭な家に住んでいるから炊飯器に場所を取られたくないのである。だから今まで一度も炊飯器を買おうと思うことなく今に至るのである。

そもそも実は私は人生で一度も一人暮らしをしたことがない。

人生で一人暮らしを夢見たことは何度もあるが、高校卒業後に定職があったわけでもなく、家族と住む家は東京都内の便利な場所にあったので、家を出る理由が全くなかったのだ。

そのうえ働き者で面倒見が良く、優しい料理上手の母上は、二十歳を過ぎた実家暮らしの私に何年もお弁当のおかずも提供してくれていた。こんな風に快適に暮らしていたから結局結婚するまで家を出ることもなかったのだ。

結婚後しばらくは、夫が一人暮らしをしていたコンパクトなお家で結婚生活を送ったのだが、そこにはもともと炊飯器がなかったし、二人暮らしになったからといって「炊飯器を買おうよ!」とはならなかったのである。

現代の良い所だが、ある程度のことなら何でもインターネット検索すればサクッと知りたいことを調べることが出来る。さて米を炊こうと思った時も”片手鍋 ご飯 炊き方”と検索すると簡単に、片手鍋でご飯を炊く方法を調べることが出来た。

片手鍋でのご飯の炊き方

片手鍋でのご飯の炊き方の火力は弱めで良い。3つ口ガステーブルなら一番小さいので調理する。

鍋を火にかけてから完成までは鍋の蓋は開けずに調理するのである。

1.コーヒーカップ1杯の生米を片手鍋に入れ、何度か水道水でコメを洗い研ぎ水を切る。*大雑把でOK

2.水を切った洗米が入った鍋にコーヒーカップを1杯とちょっとの水を入れて2~30分浸水させる。*カップ1.2杯くらいの水 大雑把でOK

3.鍋に蓋をして、火力の小さなガステーブルを強火で加熱。

4.沸騰して鍋の蓋からブクブク泡が出てきたら弱火にして10分加熱。

5.蓋は開けずに火は消し、そのまま10分待つ。*火を消しても調理は続く

6.蓋を開けてしゃもじ、もしくは大きめのスプーンを水で濡らし、炊いたコメを混ぜ蒸らす。

7.鍋の蓋をずらして、5分程度粗熱を取って完成。

結婚してからずっと、こうして米を炊いてきた。多めに米を炊きたければ、コーヒーカップ2杯分にするか、スープカップで米と水を軽量してきた。

それに我が家にはしゃもじさえない。

「何か他のもので代用できるような物は買わないでくれ」と夫に頼まれ、しゃもじも買わないままきてしまった。我が夫は家に物が増えるのが嫌なのだそうだ。

その時に食べきれないご飯は全部ラップに1食分ずつ包んで冷凍保存し、必要な時にレンチンして食べる。そんな生活をずっと続けている。

健康のためにも鍋選びは大事

結婚した当時はティファールの鍋を使ってご飯を炊いていた。

ティファールは扱いやすいし、気に入って使っていたのだが、何年も使っていたのだがテフロン加工が剥げてきたことをきっかけに真剣に鍋選びをするようになった。

なんでもテフロンが体に入るのはとてもよくないのだそうだ。

悩みに悩んで私が辿り着いた鍋はステンレス製の、

”宮崎製作所 ジオ 片手鍋 18cm 日本製 IH対応 オール熱源対応 15年保証 GEO-18N”である。

料理器具について色々調べて今後購入する加熱調理器具はステンレス、鉄、キャッセロールに切り替えようと思った後の1つ目の鍋だった。

今はこのGEOステンレスシリーズをいくつか使っている。そして1つはアメリカにも持ってきた。

アメリカ生活でご飯を炊くのにやはり、このGEOに頑張ってもらっている。

IHでもしっかり調理してくれる。アメリカの小さいリングのIHで1-10の火力メモリでは、強火を8で沸騰させ、弱火は3にして10分の加熱調理をし、おいしいご飯を炊いている。

このGEO鍋も日本のモノづくりの技術が詰まった一品だ。

鍋が熱されて蒸気によってウォーターシール効果というものが発生し、調理時間も短縮できるんだそうだ。ご飯を炊く以外にも、煮物や、炒め物、揚げ物にも使え、ガステーブルもIHも両方使える。そのうえオーブンにそのまま突っ込んでいいという優れものだ。

値段は結構高いのだが何通りも用途があって長持ちするし、体への害が発生することがないのもいい。それに鍋の見た目もシンプルでガステーブルに乗せているビジュアルさえ素敵なのだ。

大所帯ではなく暮らしでものを増やしたくない人、ご飯を毎日炊く必要がないとあれば、鍋でご飯を炊くという選択肢もいいんじゃないだろうか?

鍋でご飯を炊くと、たまに失敗してオコゲを作ってしまうこともある。大失敗し、時には鍋底に黒こげ飯を作ってしまったら底部分だけ廃棄すればいい。しかしちょっとくらいの焦げなら、分けておいてチャーハンにしたり、雑炊にしたりアレンジしてしまえばいい。

何度か炊飯失敗もしてきたが、我が家は今後も炊飯器はなくてもよさそうだ。

海外へ移住をする友人、一人暮らしを始める人にはこのGEOシリーズの鍋をプレゼントしてもいいんじゃないだろうか?

自分で購入して持っていくのもいい。ろくでもない炊飯器を買うくらいなら、この鍋の方が何年も何倍も重宝しそうである。

お洒落着よりも、GEO鍋を増やしたい!

炊飯器を持たないベネフィット

  • 炊飯器を買う必要がない
  • 炊飯器を置く場所がいらない
  • 火と鍋があれば何処でもご飯を炊ける

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