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本当に話せる英会話を学習する |高卒女のキャリアブログ

英語の壁

私は20代の頃に1年ベビーシッタープログラムでアメリカに住んだ以外は、ずっと日本に住んでいる。しかし、夫が日本に移住してからというもの、日本に住んでいながらも我が家の公用語は英語である。

家では夫とコミュニケーションを英語でとり、今では会社でも上司・同僚に加え客先とも英語でコミュニケーションをとる毎日を送っている。

大人もペラペラ英語を習得可能

夫と出会ってから既に15年は経過している。そして、この15年の間私が一番話した相手は間違いなく夫である。夫は、何かについて話すとなると、細かく聞いてくれるがゆえに、文法上の間違いが気になるタイプである。

文法の誤りにより、意味が変わってしまうからという理由もあり、熱心な英語指導をしてくれる夫との暮らしの甲斐あって、私の英語はペラペラと言われるまでになった。

しかし、私は間違いなくネイティブではないし、発音も含め、私の英語が母国語でないことは、ネイティブには疑いの余地もないことは確かである。

ネイティブには劣るが、英語でのコミュニケーションに困らなくなり、アメリカで暮らすにしても困ることは殆どない。銀行や、各種サービス会社との電話のやり取りでも一人で出来るようになったし、夫の代わりにどこかに電話をすることも出来るようになった。

ここまで来るには時間はかかったが、諦めずに努力し続けてみたらなんとかなったのだ。私が本格的に英語を学び始めたのは20代半ばで、一般的に言ってかなり遅いスタートだった。希望を持って継続的に学習しつづけていれば英語は話せるようになると思う。

本気で英語に取り組むまで

私が18歳の頃、英語を学ぼうと思ったスタート地点の英語力は「This is a pen」が言える程度だった。

そんなレベルの私が3か月間アメリカでショートホームステイをしたところで大した成長はできなかった。ホームステイ中に学校英語参考書を開き机に向かう日々を送ったが、中学英語の基本文法を学んだ程度で終わってしまった。

帰国後に英会話スクールにも通ってみたが、この時に私が到達したレベルは、海外旅行で何とかコミュニケーションを辛うじてできる英語レベルである。結局ろくに勉強をしないまま、適当に海外旅行を楽しみ私の英語は中学レベルのままだったのだ。

多くの人がこの私の辿ったのと同じような道を歩み、英語が話せるようになりたいと思いつつ英会話学校に通ってみるも、英語がペラペラになることなく英語学習から離れてしまうのではないだろうか。

そこから何年か経ち、外資系の会社で派遣社員で働いているうちに私は再度、英語にチャレンジしたいというか、アメリカで生活をしてみたいと思い始め、改めて英語に挑むことになったのだ。この時私は20代半ばの頃である。

そして私はアメリカの「ベビーシッター国際交流プログラムのオペアプログラム」を見つけたのだ。

オペアプログラムに申込む

私は、1年間アメリカで子供のいる家族と共に生活をし、ベビーシッターをするオペアプログラムを見つけ、早々に適応試験を受けてみた。しかし、私の英語力は必要要件である大卒レベルには残念ながら届かず、仕事を辞めてこの英語試験の為に英語の勉強を始めてみた。

保育経験も必要だったから、私は英語勉強をしながら自宅近くの保育園でボランティアで保育経験も積むことにしたのである。

日中に数時間、保育園でボランティアをし、それ以外の時間は再度独学で中学英語の参考書を使いコツコツ英語の勉強を進めた。

英会話も上達しなければ!と、ネイティブ講師と英会話もやってみたが、これは効果があったかどうかは正直わからない。理由は目的の無い会話をするだけで何となく会話をし、やった気になるだけで効果がなかったように思うのだ。

なんとか努力の甲斐あって、半年ほどで私はギリギリプログラムの参加基準を満たし合格した。しかし、合格はしたのだが、私は自分の英語力に相当不安になってしまったのだ。私は自分の言いたい事の20%言えるか言えないかだったのだ。

その時点の英語力でベビーシッターをやった場合、問題が発生して私が電話で誰かに助けを求めることになったら、この英語力では問題を解決どころではないと気づいてしまったのだ。

「どうにかしなければ!」と思った私は、オペア国際交流プログラムの受験希望者に案内されていた「通信の英語学習コース」パンフレットを見つけ、順番がアベコベだが合格資格したが、受講させて欲しいと救いの手を求めたのである。

英語通信教育を始める

コレが私の英語力を劇的に変えることになった。私のあやふやな英語にやっと骨が入り、筋肉が付いた感じがした。この英語の通信教育は、帰国子女の女性が、独自にカリキュラムを組み、今までにない英語教育を通信で行っていたものだったのだ。

この学習法で私は安定した英語基礎を自分のものにすることが出来た。英語を話すことが楽しくなり始めた。自分が学ぶべきことが分かり始めたのである。導いてくれたMARIちゃん先生には今もとても感謝をしている。

この通信教育の学習法がなかったら、今の私のペラペラ英語もなかっただろう。私は基本的に心配症だが、心配症で良かったと思う。試験に合格したことで私は逆に不安になり、藁にもすがる思いで始めたこの「英語通信教育」は他のどんな学習よりも私に英語を明らかにしてくれたのだ。

この経験は改めて私に、ネイティブの人と英会話時間をただ増やしても、英語力成長に直結するものではない場合が多いのだと、この通信コースで勉強をして思うようになったのである。

通信教育での英語学習は、地道な勉強も多かったが、確実に英語を理解し始めることができ少しずつだが自分でも成長しているのがわかったのである。

この通信教育でやったことは、英語で日記を書く」、「英語のドリルを解く」、「英語での電話クラスをやる」の3本柱である。

英語の日記を書く

英語の日記には好きなことを書いて良かったが、なんとなくその日の行動記録を書くのではNGだった。何かについて特記をすることを決められていた。ひとつの事を様々な方向から書くのだ。例えば今日は私の母親についてを書き、翌日には父親のことを書く。別の日には好きなおやつについて書くのだ。

毎日英語の日記を書き、2週間に一度郵送で提出し、文法の添削や助言をしてもらうのだ。文章の構成のアドバイスももらい、こうやって文章力を鍛えたのである。

英語のドリル

英語のドリルは基本的な文法を習得するのが目的だ。英語で書かれた学ぶ文法の解説文も問題に英語で書かれている。問題蘭に自分の答えを書きそのプリントを2週間に一度日記と一緒に提出するのだ。

後日、〇×がついて帰ってくるのだ。×が付いた部分はやり直して〇が付くまで再度提出を繰り返して文法を学んだのである。

英語電話クラス

英語の電話クラスでは英語で何かを話す力を鍛えた。メインスピーカーは私で、先生は聞き役になる。私がひとつのトピックについて5~10分程かけて何かを説明し、その後、私が話した内容を先生が色々と質問するという質疑応答をするクラスだった。

この英語電話クラスをやったおかげで、私に自分の考えを英語で伝える力がついた。アメリカでベビーシッター暮らしを始める頃には、私は英語のコミュニケーションで言いたいことが言えるようになっていたのはこのクラスの成果だったように思う。

英語電話クラスの学習法

まず事前に「英語の電話クラスをするために「メニューの作成」をするのだ。メニューは単語2~3個を使った箇条書きの様なメモで、それを事前に先生に提出する。

  • 何について話すかお題を決める
  • お題に対する総括的な概要説明のための要点を単語で何個か書き出す
  • 要点となる単語を使い、内容をサポートする文章の軸となる単語をいくつか書き出す
  • 最後お題についての個人的な思い入れや感想を説明するポイントとなる単語をいくつか書き出す

メニューの提出をしたら、「英語の電話クラス」に向けてひとりでスピーチの練習。スピーチの時間を計り、大体10分位話し続けることが出来るように、声に出して説明の練習をする。何回か練習して当日に備えるのである。

声に出して何かを説明しようとすると意外に難しい。練習目的で自分のスピーチを録音し、聞いてみると恥ずかしくなる出来栄えだったりする。表情も伝わらなければ、ジェスチャーも通用しない。だから電話でのクラスは意味があるのだ。

英語の電話クラス当日は、自分で作ったメニューメモを見ながら練習した通りに、順序に沿ってお題の説明を先生にするのである。

一人でのセルフ練習ではそれなりに上手くできたような気がしていた部分も当日は上手くいかないところがちょいちょい出てくる。一人で練習している時の誤魔化しは、先生を前にすると全然効かないのである。私が電話クラスでしどろもどろになったことは何度もある。

私の説明がグダグダで話している内容が全く通じなくなった場合は、私が話している途中でも、先生が質問してくるのだ。先生は私が言いたかったことを確認し、私が英語を理解できず進まない場合、先生は日本語を差し込み説明と注意をしてくれるのである。

自分がいっぱいいっぱいになっている時に、先生の英語での指導がわからなくなるのだが、そういう時は日本語で説明をしてくれた方が頭に入るのである。これは日本語が話せる先生にしかできないことだ。

もうひとつ日本人の先生の良い所は、「こういうことを言いたいけど、英語ではなんて言えばいい?」と聞けることだ。先生は私のレベルに合わせてヒントをくれたり、答え方を導いてくれたのである。

頭も心もいっぱいいっぱいになる電話クラスだが、この方法で私は確実に英語で何かについて話すことを学んだのである。

意味ある英語学習で学ぶ

私はこの英語通信教育を通して、英語力を飛躍的に伸ばした。自分が話し手となってひとつのことを誰かに話す訓練なんて、普通の英会話スクールでは経験したことはなかった。

もって生まれた才能とか個人の能力というよりも、英語力を伸ばせるか伸ばせないかは、私は的を得た学習をする機会に出会えるかでないかと思うのだ。

私が学習した「英語通信教育プログラム」は既に終了してしまったのでもう誰にもそれを紹介することはできなくとても残念だが、もし個人で英語の先生を見つけたら、「英語の日記」や、「英語の電話クラス」をやってほしいとお願いしてみてもいいと思うのだ。

現在の私は夫の愛情に満ち溢れた英語スパルタ教育を受け英語生涯学習は継続中ではあるが、私の英語力は20代半ばで出会った「英語通信教育」で得た基礎に支えられて出来上がったものだと思う。

勉強方法次第で、英会話の習得スピードは変わる。良いものなら1~2か月目からでも成果を実感できるだろう。世間には怪しい商材教材が沢山あるから騙されないように賢く信頼できる人からコツコツ英語を学ぶのが正しいように思う。

毎日たった〇分聞くだけの学習法で英語ペラペラになるのなら、日本国民全員が既に英語ペラペラになっていてもおかしくない。結局はコツコツやるしかないのである。

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