今では当然のように履歴書をパソコンで作成している。私が最後に手書きで市販の履歴書フォームに書きこんだのはいつのことだっただろうか。新規で働く派遣会社へ仕事登録に行った時が最後だったと思うから、かれこれ20年以上前のことだと気が付いた。
履歴書と職務経歴書
高校生の頃、アルバイトを探す時には手書きの履歴書を持って面接に行った。私はよく書き損じて何枚もの履歴書用紙を無駄にした。コンビニで5枚入り位の履歴書用紙を買っては数枚を無駄にしていたので、よく履歴書在中と印刷された封筒だけを余らせてしまった記憶がある。
正社員を経験後にオフィス系の派遣社員で仕事探しをした時に、私は初めて職務経歴書の提出を求められ、パソコンで職務経歴書を作成した。それ以来、履歴書もエクセルで作成するようになり、履歴書準備で手書き履歴書を準備しなくなり、本当に楽になったことは間違いない。
職務経歴書を書く
始めて職務経歴書を準備してくれと言われた時は、何を書けばいいか分からず、仕方なく見様見真似でネット上にある職務経歴書のサンプルを参考に薄い内容で作り上げた。しかし、専門職でなければ、正直言って人を引き付ける内容の職務経歴書を作り上げるのは難しい気がする。
専門職キャリアを築いた今なら、私もさらさらっと職務経歴書は書ける。自分の強みであるスキルや経験を強調し、濃い中身で完結に要点をまとめた文章で自分を売込むことも可能だ。しかし、売り込むスキルや経験が余り無いって場合は、月並みな内容でまとめて自分の人となりを売込めば十分だと思う。
基本的なことを決まった形式に沿って職務経歴がまとめられていればいいのだ。世の普通と言われる基準に達し、普通にこなせるということを表現できれば十分じゃないだろうか。
私が自分の職務経歴書を書く場合は、現職の仕事内容について書くなら、5~7項目の箇条書きに出来ることや、得意なことを盛り込んで書く。そして、前職以前の内容は会社毎に2〜4項目程度の箇条書きにし内容をまとめる。簡潔に分かり易くを念頭に置くことを心がける。
募集要項を熟読し対策
新しい仕事の面接を受ける前に、どのような人材を求めているか必ず求人票をよくよく熟読したほうが良い。その上で職務経歴書を準備する。相手が求めている人材や能力を求人票から読み解き、相手に刺さりそうな自分の持つスキルを短い箇条書き文で表現する。
一度作成した職務経歴書をそのまま複数の会社へ提出したくなる気持ちは良く分かる。苦労して書き上げた職務経歴書を何パターンも作成するのはしんどい。しかし、1社ずつ、求人票に書かれた募集要項を念頭に置いて、職務経歴書を手直しすることで採用連絡を受ける可能性が増すだろう。
真剣に就活するならば、たかが職務経歴書と思わず、折角仕事に応募するのだから、1社ごとに1~2時間余計に時間を掛けて準備する価値は大いにあると思うのだ。たとえ経験の浅いジェネラリストでも相手が求める人物像を思い描いて、自分の持つマッチする要素を書くようにすればいい。
センスあるアピールを
私には外資系企業で活躍するキャリア組の女性友人が何人もいる。そのうちの一人が働く会社は、多くの人が働きたいと憧れる有名な企業である。先日、彼女が採用マネージャーとして最近経験した話を聞いた。
彼女の下にのポジションに空きが出て、その座を獲得すべく多くの人が応募してきたらしいのだ。彼女の手元に履歴書が届くまでには一応人事担当者の振るいが掛けられている。しかし、そこをクリアした人達の中にも当たり前のことを当たり前に出来ない人も居るとのだと教えてくれた。
あまりにも熱意がありすぎて、自分の経験した膨大な仕事リストを何十ページもに渡り提出してきたというような人、また普通の職務経歴書をすっとばしポートフォリオを出してくるような人もいたらしい。現実的に言ってこういった普通を逸脱した人が採用されることはあまりないだろう。
特にバックオフィス系の仕事については、当たり前のことを当たり前に出来る人と言うのが第一条件である。普通に要求されている履歴書と、職務経歴書を出してこないというのは論外なのである。
なぜなら、その採用した新規スタッフがやるべき実務をやるべき形式でできなければ、それはマネージャーである自分が後処理をするか、チーム内の采配を考え直す悩みの種になる。そう考えると、採用する側は、型破りな履歴書を作成する人が孕むリスクを避けるのではないだろうか。
他の候補者を出し抜こうと、目立とうとするあまりに、悪目立ちしかねないと言うことを心に留めておく必要がある。
英語履歴書RESUME(レジュメ)
英語を使う仕事に着く場合、英語での履歴書も必要になる事が多い。そのような仕事に応募するなら、通常日本語の履歴書と職務経歴書、そして英語のレジュメと言われる英語履歴書を準備することになるだろう。
英語履歴書は日本の履歴書と職務経歴書を兼ねた形式になっている。氏名と連絡先は記入するが、生年月日など個人的な情報を省いた情報に加え、最終学歴、スキル、過去に働いた会社情報と担当した職務について箇条書きでまとめたものである。
仕事の経験が浅いうちは書く事が少ない。その為、A4用紙1枚にまとめるのが理想だ。専門職で3-4社すでに働いているならば2ページに渡るのは問題ないが、2枚以上は避けた方がいい。
50代を超えた超エリートで、大学以外で取得した学位もあると言うなら3ページに渡る履歴書も必要な枚数かもしれないが、並の経歴なら多くても2ページにまとめた方がいい。採用側サイドに無駄な時間を取らせないように心掛が必要だし、履歴書のページ数が多くてアウトになる可能性だってあると思う。
英語履歴書は、出来るだけ簡潔に、分かりやすく書くことに注力するのが一番だ。
英語履歴書はスッキリ短く
私の英語力は日本人の中では上の方だと思う。しかし、ネイティブでもなければ、文法をみっちり学習したわけではない。だから、人に英語履歴書を添削してほしいと言われても基本は断るようにしている。
その代わり、私はネイティブの友人にアルバイトでとしてジュメを見てくれる人はいるので、紹介してあげるようにはしている。実際過去には、5000円払っても添削してほしいという友人いた。それで、私が間に入って英語履歴書を添削、修正をしてもらったことがある。
添削を依頼してきた友人は、仕上がった英語履歴書を見て、「こんなに短くなっちゃったの?」と驚いたが、そうあるべきなのだ。英語履歴書書は無駄な言葉を挟み、だらだらと書くのはNGである。それを分かってもらうのに少々苦労した。
英語履歴書は、間違いなく短ければいいというものではない。必要な要素を省かずに簡潔に文書をまとめる必要があるのだ。だから実は英語履歴書の添削とは相当難易度の高いものであると思うのだ。
そういうわけで、私は人様の履歴書を添削するなんてことは今後もできるだけ遠慮させてもらいたいと思うのだ。