日本でも多くの家でクリスマスにはクリスマスツリーを飾り、クリスマスプレゼントを準備し、毎年クリスマスを楽しんでいる話を聞く。しかし、日本だと本物のクリスマスツリーを飾る家庭は相当少ないのではないだろうか。季節外れの話題かもしれないが実はそうでもないのである。
アメリカのクリスマスツリー
アメリカのクリスマスは祭日であり、1年の大イベントのひとつである。信じている宗教によりクリスマスを祝わない人達も一定数いるが、多くがクリスマスをお祝いしている。そして多くの家族が毎年まず初めに準備するのは本物の木のクリスマスツリーなのだ。
アメリカでも一般的に日本で使うようなプラスチックで作られている、収納型クリスマスツリーを使っている家庭もあるが、私の知る家族の多くは本物のクリスマスツリーを毎年買っている。
クリスマスシーズンを迎えると、街にはクリスマスツリーマーケットなるものが出没する。それにホームセンターやスーパーでも本物のクリスマスツリーを気軽に購入することだってできる。日本の正月準備でお飾りが販売されるのと同じ感じである。
本物ツリーは、小さなものでも150cm位の大きさはある。家庭用でも2mを優に超えるのは普通で、3m近くある大きなツリーを買う人だって沢山いる。家でツリーの飾りつけするにも梯子を持ち出さないと、飾り付けができない程の大きさなのだ。
安くはない本物のツリー
3m近くあるツリーになると、値段も150ドル位はするらしい。今年西海岸で2.5mのツリーを買った友人が支払った料金である。決して安くない値段だが、ツリーを買う人達は結構大きなツリーを買う人が多く、「今年のツリーは小さくていい」と言う人に私はまだ出会ったことがない。
クリスマスツリーに対する思い入れがある人は多く、ケチるものではない一品ということなのだろう。シーズンが終われば廃棄になるにも関わらず、毎年の本物クリスマスツリーを欠かさず購入するのは、やはりこのツリーショッピングも楽しみのひとつなのかもしれない。
種類色々本物ツリー
種類も1種類だけではない。ミの木が代表的だが、マツもあれば、トウヒという木もある。ヒノキやスギの種類もある。クリスマスツリーマーケットに行って好みの大きさと形を探すのだが、匂いと、葉の形状に拘り、自分好みを探す人もいるらしい。
本物ツリーの自宅搬入
本物ツリーを買うとなると、基本は自分で自宅まで購入したツリーを輸送をする。アメリカなら荷台付きの車ピックアップトラックを所有している人が多く、それに乗せれば簡単に運べる。しかし、トラックが無ければ、ロープを使い車の屋根に、ツリーを括りつけて運ぶのだ。
車に入らないものは屋根に乗せて運べばいい。ということで、ベッドのマットレスを運ぶのに車の屋根マットレスを括りつけて運ぶ車をみることもしばしばあるが、本物ツリーもやっぱり車の屋根を活用するのである。
大きな木を選べば、家の中への搬入も手間がかかる。動かせば沢山の葉が落ちるからそれを掃除するのが少々面倒なのだ。掃除の手間を減らすために家の中に入れる前に外で木を軽く振って落ちる葉を事前に落としておくというようなひと手間を入れれば掃除は多少楽になるのかもしれない。
ツリーを所定の位置に設置したら、床に落ちた葉の掃除をする。ツリーの葉はトゲトゲしているのが主流だから手で集めるのは痛い。トゲトゲした葉は掃除機にも不向きである。と言うことで、ツリーの掃除には昔ながらのホウキとチリトリがベストである。
IKEAの本物ツリー
夫が日本に暮らし始めた頃、偶然にもイケアで本物のクリスマスツリーを販売し始めた。夫にとってもクリスマスといえばまずは、クリスマスツリーである。彼は日本移住後、当たり前のようにクリスマスツリーを求めたのだ。
当時の私はそんなものは日本にないと断言してしまったが、彼はしっかり「ここにあるじゃないか!」とイケアのクリスマスツリーを見つけてきたのである。こうして我が家は数年の間このイケアの本物クリスマスツリーのお世話になったのだ。
しかし、数年経つとコレが人気商品になってしまったらしく、即完売で入手が難しくなってしまった。残念ではあるが、イケアで購入できるものは1m位のかなり小ぶりなサイズのツリーということもあって、我が家では早々にイケア本物ツリーを卒業したわけである。
本物ツリーの処分
イケアの本物ツリーを卒業後、インターネット販売の本物ツリー購入も利用したことがあるが、何が大変て、処分が大変なのだ。田舎の一軒家だったら、裏庭なんかにポーンと投げ出すのもありだが都会ではそうはいかない。そんな廃棄場所はないし、やらかしたら不法投棄でお縄になる。
電動ノコギリがあれば手っ取り早く、ゴミ袋廃棄サイズの大きさに切れるのだが、相当な騒音が出ると思うと、マンション住まいの場合、電ノコ作業を行うのもはばかれる。
と言うわけで、 マンション暮らしの私がツリー処分時期を迎えると、昔ながらの小型手動ノコギリでを使い、室内でせっせとツリーを解体して、ゴミ袋にいれて燃えるゴミの日を待って廃棄する。
私はつい最近、1月半も後半にさしかかり、やっとこの面倒な作業を終えたところなのだ。というわけで1月の後半にクリスマスツリーの話題だったのだ。
2024年のクリスマスツリー
今年久しぶりに我が家は日本でクリスマスを過ごしたのだが、案の定、夫はクリスマスツリーを見つけてきた。米軍基地の友人の助けを得て、2mのクリスマスツリーを買ってきたのだ。
しかしイケアの本物ツリーとは大きさがまるで違う。家に持ってきた2mのツリーは残念ながらイケアのツリー台に全く収まらず、我が家は後日、再度米軍基地の友人の助けを得て、大きなクリスマスツリー台を入手して、事なきを得たのである。
一旦は、私もアマゾンや楽天で大きなクリスマスツリー台を探したが、何処をさがしても全く販売していない。改めて日本では本物のクリスマスツリーの需要がないということを、こうして思い知った瞬間だった。
こうしてツリー処分後我が家には、イケアの小型クリスマスツリー台と、海外サイズの大型クリスマスツリー台が残ったのである。
映える大型本物クリスマスツリー
処分が面倒なことは間違いないが、それでもやはり本物の大型クリスマスツリーは素敵であると認めざるを得ない。簡単に片付けることは出来ないが、今年のツリーは我が家で1か月以上もの間リビングに温かい雰囲気をもたらしてくれた。
クリスマス時期我が家に訪れた友人達も皆、クリスマスツリーを楽しんでくれた。面倒であるといいつつも、もしこの先またクリスマスを日本で過ごすとなると、我が家はやっぱり本物ツリーを入手してしまうに違いない。
機会があったら、まずはイケアの本物クリスマスツリーから始めてみるのもいいかもしれない。
あればあったで、本物クリスマスツリーは十二分に楽しめるものの、やっぱり私は、初めから片付けのことを考えてしまうのである。