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全て収納する暮らしがいいじゃない

暮らし話

我が家はよく人を家に呼ぶのである程度いつでもキレイにしておきたい。

待ち合わせの場所に使うこともあるし、家で飲んで食べての集まることもあれば、ただのんびりお喋りをするだけの時もあるが唐突に人が来ることが結構ある。

結婚してからというもの狭いワンルームの家に住んでいる時も、その後に住んだ家でも、いつでも気軽に友人を家に招待し続けている。

夫は物を出しておくのは良くないのだと、なんでもあるべき置き場所を決め収納する。

結婚後は、私も夫の指導に従って物は出来る限り収納するようになったが、私が家族と住んでいた家はなんでもかんでもテーブルや棚に乗った状態でごちゃごちゃしていたから私にとっては大きな変化だ。

しかし結婚してから夫と住む家は、小物など物が見えないので家の中が綺麗に見えるから結果オーライとなった。

テーブルの上に置いて良いのはオーディオのリモコン位である。背の低い本棚や、他の棚の上にも基本は何も置いてはいけないらしいく、棚の上においていいのは生花を入れた花瓶と、玄関の下駄箱の上に置いていいのはお洒落な芳香剤リードディフューザーである。

夫は玄関の靴も常時1足残らず下駄箱に片付けるという徹底ぶりである。

私が雨の日に帰宅し、靴を乾かすために玄関に置きっぱなしていてふと気が付くと、夫はその靴さえも下駄箱にしまうのだから徹底している。

家に遊びに来る友人家族からは「いつ来ても片付いていていいね~」と好評なのだが、実は暫く掃除機をかけていないこともある、物が外にでていなければ少々掃除をサボってもうまくごまかせるようだ。

全ての物が収納された家は、見事にいつでも武装されていて、この暮らしを教えてくれた夫に感謝である。

私は人生で一度も一人暮らしをしたことがない。

結婚するまでは家族と暮らし、自分の部屋だけを片付ければよかったのだが、私は部屋にはアレコレ好きなものを所狭しと飾っていた。棚があればそこを飾り棚として活用していたのだが、夫はソレを見て「これはまずい」と思っただろう。

結婚後、夫と暮らすようになってからはいつも、私の物を置くスペースというのを与えられていた。

暫くして広めの家に越した時には「飾り付けていいのはここね!」と、夫より洗面台の横にあったガラス扉のついた棚、横25センチ、縦60センチのスペースを与えられたのである。

私は自分が好意を持った人にであれば、自分の考えとは違う要望を言われた時、比較的その提案をそのまま受け入れる質である。

ということもあって、あまり気にせず夫好みの暮らし方についても受け入れてきたが、家の物は全て収納するというのは結果オーライであった。

床はもちろんのこと、テーブル、ソファー、棚の上に物が置いてないと、少々掃除をしていなくても、いつでも家が綺麗にみえるうえに、掃除をするにしても本当に楽なのである。

我が家はそれなりにいつでも家が片付いて見えるので、いつでも客入れもOKな状態になっていたのだが、夫は私が既に寝ていようが時より客人を招いていた。

微妙だったことはと言えば、私がもう少しで寝るぞ!という時に夫が客を連れて来てしまい、客が来て直ぐ「私はもう寝るから、後はお好きにどうぞ」と言うと客人が遠慮してしまう。一応気を使って私もズルズルと夫とその友人との談笑に付き合うはめになったことも何度かある。

しかし自分の限界だと思えば「じゃ、私は寝るよ。どうぞごゆっくり」とご丁寧な挨拶もすっ飛ばし、相手が何か言うのも待たずに、さっさと寝室へ移動する図太さを持ち合わせている。こういう部分があるからこそ、夜更けの来客も受け入れられたのだろう。

家がいつでも綺麗にみえるのはホントに住んでいる自分の気分もよいものである。そして掃除が楽なことが何よりも良いのである。

床に物はなく、テーブルの上にも棚の上にも物がないので、サーっと棚やテーブルを拭いた後は、床を掃除機でスイスイっと走らせれば掃除は終わってしまう。この掃除の楽さが気に入り、物を収納する暮らしをすっかり気に入り、私も物を片付ける暮らしを継続している。

我が家のトイレもかなりこざっぱりしている。

家族と暮らしていた頃にはパイル地のトイレシートが掛け、トイレマット、トイレスリッパなどもあったが、今の我が家にはそれらは全部ない。

そもそも実家にはなぜそれらが必要だったのだろうか?と考えるてみると、実家にウォシュレットはなかったから冷たい便座に座る対策としてパイル地のトイレシートを掛けたのだろう。

しかし足元のトイレマットはむしろない方が掃除は楽だし、洗濯の手間も減り、清潔性に疑問がありそうで、必要性については本当に謎である。いったい誰が何のために広めたのだろうトイレマット。

持論だが今後一人暮らしなどで物をそろえる人は、絶対にトイレマットは要らないだろう。トイレ繋がりでいえば、トイレ用の掃除ブラシも個人的には不要だと思っている。

トイレ掃除はネットリ系液体パイプクリーナーをトイレ内側の淵へ掛け、便器に水が張られた汚れのあるあたりにはトイレットペーパーを敷くように置く。上部から落ちてくるパイプクリーナー液を置いたトイレットペーパーに吸わせ浸け置きし、30分近く放置し、流す。

その後はゴム手袋をして、流せるトイレクリーナーを使いトイレタンク、本体、床それぞれを綺麗に拭き上げれば終了するのである

トイレ掃除に使うオススメのパイプクリーナーはマツキヨで売っているパイプクリーナーである。 matsukiyo 超粘度パイプクリーナー 強力EX 400g 200円程度で売っている。

滅多に必要にならないが、必需品としてトイレが詰まった時の為のスッポンを持っておくと良い。

非常事態にトイレブラシは全く役に立たないが、スッポンは絶対に必要だ。我が家は家の外の死角になっている収納エリアにスッポンを常備している。今までに数回しかこのスッポンのお世話にはなっていないが、たった数回とは言え価値の高い働きをしてくれた。

スッポンこそ一家に一台の代物ではないだろうか?

マンション暮らしの場合であれば、共有部に防犯カメラなどあるわけだし、手書きの貸出票を作り、共有の道具入れを作って、梯子だとか、スッポンを貸し出してくれたらいいのにと思う。

誰が物を持ち出したかは、その防犯カメラの録画画像に記録されているのだから備品の紛失も殆どないはずだ。マンション組合が備品を充実させて住民に貸し出してくれたら、めったに使わない生活に必要な小道具を買う必要もなくなり、より住みやすいマンションができるのではないだろうか?

将来もし私が集合住宅の大家さんになることがあれば小道具のほかにも、塩や、砂糖を含めて貸し出してあげる大家さんになりたい。

片付いている家に住んでいれば、気負って片付ける必要もなく、掃除を多少サボってもたいして気にならない。

仕事から疲れて家に帰って来た時に、散らかった部屋をみて更に気分が疲れることもなくなる。片付いていれば、気兼ねなくソファーに座って息をつくことができる。たとえ1週間以上まともに掃除をしていない状態でも殆ど気にならないだろう。

神経質な人が見れば「ココもソチラも汚れていますよ」なんて言われてしまうかもしれないが、私は大雑把だし快適に暮らせている。

物が見えない状態になっているというだけで部屋が綺麗に見えるなんて結構簡単ではないか!

出来るだけ物を収納して心地よい家作りを試してほしい。

物を出しておかないススメ(全て収納)

  • お掃除をサボっても家はいつでも片付いているように見える
  • 物がでていないと、棚を拭くのも簡単でお掃除がすごく楽
  • 疲れて帰った時に家が片付いていると心に余裕を得られる

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