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有害植物ポイズンアイビーで皮膚ただれ

アメリカ暮らし

ずっと東京暮らしをしてきた私には、触ると危ない植物があると言われてもなかなかピンとこない。山に入ったらウルシに気を付ける位は聞いたことがあるものの、実際にウルシという植物がどんな形状なのか知識が無ければ、結局全く知識がないのと一緒だ。

ポイズンアイビー(ツタウルシ)

アメリカの戸建ての住宅街には大小それぞれ庭があり、大きな敷地を持つ家の庭になると、未開拓のエリアがあったりする。そのような未開拓地で気を付けなければならないのがポイズンアイビーと言われる植物である。山に行かずとも、結構そこいらに生息しているから厄介だ。

日本語名を調べると、「ツタウルシ」という名称が表示されるが、日本に生息するツタウルシよりもアメリカのポインズンアイビーの毒性は高いと聞くから、全く同じものではないのだろう。このポインズンアイビーの毒は触れるだけで十分にダメージを受ける。

ポインズンアイビーは三つ葉のクローバーの様に葉が3股に分れた葉を持つので比較的見つけやすい。アメリカでは、草むらがあれば普通に存在する植物なので注意が必要なのだ。

葉の表面には毒性の強い油分があり、それが肌に付着したままにすると数時間の内に肌は炎症を起こして湿疹が広がり、翌日には水膨れにまで発展したりもする。その水膨れが潰れたり、痒みできむしった体液でトビヒもする。

厄介なポイズンアイビー

ポイズンアイビーに触れた手で触った場所にはポイズンアイビーの毒性油分が残るらしい。油分だけに蒸発して無くならないから、誤ってポイズンアイビーの毒を自分自身や他人にばら撒かないように二次被害の注意も必要だ。

ポイズンアイビーが生息する敷地にイングリッシュアイビーと言われる日本の甲子園球場周りに生い茂るセイヨウキヅタ生息エリアにポイズンアイビーも生息していると、イングリッシュアイビーまで毒性を持つようになる。

毒のあるポイズンアイビーとイングリッシュアイビーは両方地上に生い茂り横にどんどん広がり、木があれば巻きつき上方向にも精力的に成長する。ツタ植物の成長は早く、敷地が広ければ広いほどそれらを一掃するのは更に大変になる。

しかし、ほっておくとどんどん増えてしまうので、我が家も意を決してポイズンアイビーを一掃することにした。

付着した毒オイルに注意

ポイズンアイビーを敷地から駆除作業する場合、ポイズンアイビーの毒から身を守り作業をしなければ痛い目を見る。我が家に育つ木に巻き付いたツタを引きちぎり、枝バサミを使って切り剥がすが、太く成長したツタはノコギリをも必要とする。

植物の葉表面についた有毒性の薄い油性液だけでなく、植物のツタから出る樹液にも危険は潜む。駆除作業には帽子をかぶり、眼鏡とマスクをかけ、手袋をし、長袖長ズボンで完全に肌を覆い作業をする。

そして作業に使った衣類は都度、手袋や帽子も洗濯し、毒性のオイルが肌に着くのを防ぎ、作業後はシャワーを浴びる。しかし私は、先日作業中に無意識にうっかり手袋をしたままアゴを搔いたらしい。

数時間後に炎症始まる

私は手袋に毒性のオイルがついたままアゴに触れ、そのまま数時間作業していたのだろう。その晩、私のアゴ付近の肌は炎症を起こし、炎症は数日間続き、アゴ付近の肌は触るとボコボコした状態になった。

一緒に作業をしていた夫も注意して作業していたのにも関わらず、気づけば片腕の手首から肘にかけて酷い炎症を起こし、水膨れができ酷い痒みが数日間続いた。

気を付けて作業しても気づくと炎症を起こすほどにポイズンアイビーは危険物なのだ。作業後は、しっかりシャワーを浴びても、うっすらとでもこの毒性オイルに触れ数時間経てば、もれなく皮膚の炎症をしてしまう。

ポイズンアイビー対処

まずはポイズンアイビーがどのような植物なのか知る必要がある。それが生息している土地に根が交わるツタ系の植物があればそれも毒性を持っている可能性を疑ったほうがいい。

ポイズンアイビーやその付近のツタ系植物に触れてしまったと思ったら、早急に石鹸を用いてぬるま湯でしっかり洗い流すのがいい。炎症を起こしてからではもう遅い、その前にとにかく洗い流すのがいい。

洗い流す為に室内に入る時にも、ドアノブや壁に触らないように、なにか衣類などを利用するのがいい。衣類は洗濯をし、気になる部分を早急に石鹸で洗浄すれば炎症を防ぐことが出来るらしい。

動物の体毛に付いた毒

私が昔ベビーシッターをしていた家の裏には未開の土地が広がり、雑草が生い茂ったエリアもアチコチあった。そういう場所にはだいたいポイズンアイビーがあり、大人は子供がそういう場所に入らないように気を付けていたのだが、友人が犬を連れて遊びに来た時に問題は起きた。

犬が自由に裏庭を駆け回り家に戻ってきた時、その犬の体にはポイズンアイビーの毒が付着していたのだ。そのことに誰も気づかないまま、子供達とその犬とで転げまわって遊んだ夜、子供の腕が酷い炎症を起こしてしまったのだ。

動物自身は自分の毛皮があるから、炎症することは無いのだろう。しかし、その動物の体毛についた毒性オイルに人肌が触れれば炎症をする。こうして気を付けていてもポイズンアイビーの毒にに触れてしまうこともある。

アメリカには身近な場所に強い毒を持つポイズンアイビーがあり、知らないうちに触れば酷い炎症を起こしてしまうということを知っておいて損は無い。

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