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モロッコ マラケシュ旅行 リヤド 宿編

異文化暮らし

2023年12月突如、モロッコのマラケシュに旅をした。

いつかモロッコに行きたいと漠然には思ったことはあったが、その時は唐突にやってきた。
綿密な準備も計画もなく、どこかに旅行へ行こうとなって選んだ先は、私たち夫妻の友人の出身地であるマラケシュだった。

マラケシュはとても楽しい旅行先なのだが、小難しい部分がちょいちょいある。
ということでマラケシュの旅の準備話としてブログ記事にすることにした。パート③

宿情報は、出身者に聞くのが一番

アメリカからマラケシュまでの航空券を買ったのは旅の4日前、滞在ホテルを予約したのは出発当日で事前調査も殆どなく、慌ただしいスケジュールであっという間に旅行の日がやってきた。

航空券を取った後に、マラケシュ出身の友人に、マラケシュに行くことになったことを電話で連絡してアドバイスを求めると、「宿は必ずリアドを利用するように」とすすめられた。

直前予約でもピーク時じゃなかったので、選択肢はそれなりにあったが、高評価の口コミが多いリアドを中心に的を絞って宿を探した。

幸いにもモロッコへの訪問は日本人もアメリカ人も短期観光であればビザなしで訪問できる。こうして急遽人生初、無事アフリカ大陸に足を踏み入れることになった。

モロッコならではでの宿 リアド

リアドは日本的に言うとグレードの高い民宿みたいなものだろうというのが私の感想だ。

リアドとは本来、「木が植えられた庭」や「邸宅」を意味するアラビア語を意味している。

以前は人が住む場所として使われていた邸宅を、宿泊客を受け入れるために改装したものが「リアド」と呼ばれ、噴水など水場のある美しい中庭がある。

リアドはそれぞれオーナーこだわりの内装になっていて、モロッコらしい調度品やタイルがあしらわれているのだ。

どのリアドも古い邸宅建物を利用しているので規模は小さめの宿で、全部屋数も10部屋以下が多い。

現代のホテルのようなビジネスデスクのある部屋とは違っているし、便利な水回りは期待しない方がいいだろう。

リアドに滞在する良さは、マラケシュの素敵な雰囲気に染まれることだ。

現代の便利さはないが、私たちが滞在したリアドの滞在は快適だったし、WIFIも問題なく使えていたし、テレビも冷蔵庫も冷暖房も完備していた。

泊まるリアドによって設備は違うからよく案内を読んで宿を決めよう

オススメのリアド アナベル

私と夫が滞在したのはコチラ
Riad Anabel https://riad-anabel.com/

Riad Anabel (リアド アナベル)とGoogle mapに入力し、宿泊金額検索で、どの宿サイトを使って予約するか決めれば、お得に宿泊できる可能性もある。

私は、先日、日本のBooking.comの不祥事ニュースを見たので、Booking.comを避け、キャンペーンをやっていた エクスペディア(Expedia)を通して予約した。

この宿の予約は2泊以上宿泊しないと予約できない宿であるが、スタッフは本当に親切で私たち夫妻は現地で延泊を繰り返し、このリアドに長期滞在をした。

滞在中に風邪をひいてしまい喉が痛いと言ったら、蜂蜜入りのハーブティーも準備してくれた。部屋で飲むミントティーのティーバッグを追加で貰ったりと閑散期だったことも手伝ってか、部屋をアップグレードしてくれたりと、とてもよいサービスを受けた。

リアドの朝ごはん(アナベルの場合)

宿泊客には毎朝素晴らしい朝食を出してくれるのだが、ぼほぼほ毎朝同じ朝食となる。

オレンジジュース、コーヒー、フルーツサラダ、ヨーグルト、コーンフレーク、アソート菓子パン、オリーブなどのオイルセット、朝のタジン料理が毎朝ドーンと用意されているのだ。

しかし必ず食べる必要もないので、疲れたら朝食を断って外で食べてもいいだろうし、出されるもので食べたいものだけ食べてもいい。

私は朝ごはんに出してくれるトマトソースで調理した目玉焼きタジンがお気に入りだったから、最後の朝はリクエストをしてそれを出してもらった。美味しいオレンジジュースはなんどかお代わりもした。

リアドの設備(アナベルの場合)

私たちが滞在したリアド アナベルはWIFIの設備にもお金をかけているようだったし、部屋に設置してあるエアコンは暖房機能も備わっていた。

宿探しをしている時に結構な数の宿のレビューを読んだが、クーラーはあっても暖房機能がない宿が相当あった。冬場に滞在するなら暖房設備が宿にあるかは確認したほうがいい。

アフリカとはいえ、冬でも日中は温かいが、朝晩はやはり寒いのだ。

シャワーや洗面台は、モロッコデザインで使いやすさよりも、写真映えするものの場合が多い。

つまり少々現代の便利なものと比べると使いにくい物もあるのだが、それを含めてリアドの良さと思って滞在する分には問題はないだろう。

温水は問題なく出ていたし、シャワーエリア外側のタイル床が少々水浸しになりがちだったが、どっさりくれる使用済みのタオルの1枚を床に置いて水を吸ってしまえば、それ以外は特に気にならなかった。

セキュリティーボックス、テレビ、冷蔵庫、お茶を飲むための簡易セットが部屋にはあったが、コンセントの形状は日本とは違うものだしUSBポートもない。

スマホの充電などにはやはりC型の海外用変換プラグが一人ひとつは必要だ。これは日本の100円ショップとかで買うのが一番経済的だが、私はメディナのタバコ屋で安いのをひとつ購入した。

リアドのセキュリティ(アナベルの場合)

リアドのセキュリティーだが、リアド アナベルは必ず通りに通じるドアに人が居て、まず不審者の侵入は心配なかった。

夜中に最後の客が宿に帰ってくるまではドア番を続け、朝まではドアにカギを掛けていた。昼間は常に誰かがドア番をしていたし、セキュリティカメラも万全でかなり安全な宿だった。

他のリアドを幾つか覗いたが、セキュリティーが甘そうなリアドも結構あった。それらを考えると私たちが滞在したリアド アナベルは全体的にかなり優秀なリアドでであったと思う。

私たちが宿泊したリアドは高級なリアドではなかったが、決して安くもないリヤドだったと思う。

部屋には小型だが金庫の準備もあり、貴重品は金庫に保管ができるようになっていた。部屋の鍵は古いタイプの鍵だったので、無くすと厄介なので、私達は外出する時にはフロントに預けていた。

最終日にチェックアウトした後も、私達の飛行機は夜中便だったので、リアドの倉庫に私達の旅行鞄を夜遅くまでしっかり管理してくれる親切な宿だった。

リアドの部屋の清潔度 (アナベルの場合)

リアド アナベルの部屋にはモロッコ製のカーペットがいくつか設置されていたのだが、それらのカーペットはゲストが退室すると清掃の為に交換しているようだった。

私たちがチェックアウトした後、しばらく中庭で座っていたら、清掃の人がカーペット一式をもって部屋を出てくるのを見た。

このリアドは部屋全体に清潔感があったが、客の退室後のカーペット一式の入れ替作業を見ても、やはりかなり清潔な宿だったのだと実感した。

虫とかいたらいやだなーと思ったのだが、ここでは虫なんてひとつもみることはなかった。そういえば、街にはあちこちで猫がウロウロしているからか、街歩きでネズミを見ることもなかったのだ

もし匂いに敏感な人がいたら注意する必要がある。このリアドではサービスなのか、部屋のクリーニング後はバラの香料をスプレーを部屋に撒いているのだ。

チェックインして部屋に入るとバラの香りが充満している。強い香料が苦手な人は気分が悪くなる程かもしれないので、その場合は事前に、部屋にフレグランスをまかないで欲しいとお願いした方が良いだろう。

宿泊リアドに辿り着くために

多くのリアドは旧市街地の中に点在している。マラケシュに到着早々、自力で宿に辿り着くのはなかなか難しいと思う。

特に夜遅い時間に空港に到着するケースだったら事前に宿に連絡しておいて、有料の送迎(宿へ20ユーロ+運転手へチップが必要)をお願いする方がいいだろう。どうもこれはスタンダードな料金のようだ。

日中、明るいうちに空港や駅に到着するのであれば、自分でタクシーを見つけグーグルマップで宿まで到達するのも可能だとは思うが、旧市街地は本当に迷路のようだった。

この空港から宿への移動時のチップについてはモッロコ マラケシュ旅行 お金の準備編で説明しているのでそれを参考にして欲しい。

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