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ジュネーブ空港のフランス区域でレンタカー

異文化暮らし

日本国外には日本の仕組みからは想像できないような設定が存在する。アメリカで言えば国内に4つの別時間が存在するし、ひとつの州の中でさえ位置によって2つの時間が存在する。ジュネーブ空港はスイスに位置しているが、じつは1部分はフランス区域になっている。

ジュネーブ空港でレンタカー

我が家はレンタカーをする時、トラベルウェブサイトで安いレンタカーを見つけ予約することが多い。ジュネーブ空港経由でフレンチアルプスでバケーションすることになり、いつも通りオンラインで予約をすすめた。

少々分かりづらいのだが、ジュネーブ空港のレンタカーリストで安いプランを見ていくと、フレンチセクター(French Sector)という記述がされていた。

このフレンチセクターという言葉が気にかかり少々調べてみると、ジュネーブ空港の一部はフランス区域になっていてひとつの空港にレンタカー拠点が2箇所存在するというのだ。

どうもフランス区域に設置されているレンタカーの方が、ジュネーブ空港のスイス標準区域にあるレンタカー価格より安い値段でレンタカーを提供していることがわかり、そのフレンチセクター区域にあるレンタカーを予約することにした。

ジュネーブ空港フランス区域

ジュネーブ空港のスイスメインエリアとフランス区域の行き来は、搭乗券もしくはスマホのフライト確定情報をその2区間を繋ぐ通路に居るスタッフに見せると通行させてくれる。フライト出発地によっては搭乗券の日付が前日となるが、それでも大丈夫なようだ。

私はジュネーブ空港に到着時、誤ってメインのスイスレンタカーデスクに行ってしまった。そこからフランス区域のレンタカーゾーンに行くには空港内で特別通路を通過して行けばいいのだが、レンタカーデスクの人にタクシーで移動するのが楽だと言われ、タクシーに乗って移動した。

というわけでタクシー利用したので余計な費用に数千円使ってしまった。こんなくだらないことにお金を使うくらいなら、わざわざフランス区域のレンタカーなんて借りるんではなかったと正直思った。

車の返却時も面倒で、このフランス区域のレンタカー駐車場にたどり着くのは難しかった。車を借りて空港を出た時と同じ道を通ればいいだけの話なのだが、一度しか通ったことのない分かりづらい入口を見つけるのは容易ではないのだ。

というわけで、少々金額が安いからといって、ジュネーブ空港でレンタカーをする時にはフランスセクターのレンタカーを避けて、通常のスイスレンタカーを利用する方が良い気がする。

レンタカー区域の見分け方

トラベルサイトでレンタカーを予約する際にはジュネーブ空港指定をし、乗りたい車のプランの詳細を確認すると、レンタカー屋さんの住所が確認できる。フランス区域(フレンチセクター)のレンタカーの場合は、住所の国名がフランスになっている。

通常のスイスレンタカー屋さんの住所の国名にはスイスと明記されている。どちらのレンタカーデスクもジュネーブ空港内に位置するので少々わかりづらいが、この点を理解してレンタカーを予約すれば、私が経験したような面倒は避けることが出来るだろう。

スイスの高速道路

ジュネーブ空港の周りは基本スイスなので、ジュネーブ空港の周りの高速道路も基本的にスイスに属している。スイスの高速道路は料金所があるわけではなく、1年間の高速道路費用を車単位(ナンバープレート)で払うという仕組みになっているらしい。

費用は1年間で40スイスフランと言うから日本円にして約7500円だ。スイスの高速道路を利用する場合は事前に登録が必要で、登録されていない場合は罰金らしい。折角ジュネーブ空港におりたったらスイスも楽しみたいと思う人が多いだろう。

そのことを考えると、やっぱりジュネーブ空港でレンタカーするなら、スイスレンタカー屋さんを活用する方がいいだろう。そうすれば高速道路の支払いは既に対応されていて、別途スイス高速道路利用についてアレコレ悩む必要は無いからだ。

フランス区域レンタカーの欠点

フランス区域(フレンチセクター)でレンタカーをした場合、約10%の車しかスイス高速道路利用登録はされていないとレンタカー屋さんは言っていた。過去1年以内に自分と同じ車を借りた人が既にスイス高速道路利用登録を済ませていれば、その恩恵に預かる可能性があるという。

しかし、スイス高速道路利用登録を済ませていない車を借りた場合、スイスの高速道路を走行したいと思ったら、1年間有効なスイス高速道路利用登録を自分でしなければいけない。40スイスフランの費用負担も自分持ちになる。

というわけで、スイスの高速道路を走行する予定ならやっぱりスイスレンタカー屋さんを使うのがよさそうだ。

レンタカー保険と自己負担金

レンタカーの予約をトラベルサイトで契約した時に、自動車保険も同時加入し支払った。現地での自動車保険の費用が幾らかかるのかわからなかったからと、トラベルサイトで契約した保険は、事故発生時の自己負担額は無いとあったからだ。

自己負担金なしとは、No Deductible(ノーディダクタブル)と表記される。何かあった時に、まず自己負担ありきの保険よりも良さそうだと思い、トラベルサイトで自動車保険を支払った。

しかし、この自動車保険についてはジュネーブ空港現地のレンタカー屋さんには見えないものらしい。

というわけで、現地のレンタカー屋さんは事故発生時にはそのトラベルサイトの保険を適用すればいいが、その背景が見えないので現地のレンタカー屋さんでも仮の保証を付けておくからとクレジットカードに仮請求の処理は車を借りるのに必須だった。

車の返却時、車に何の問題もない状態であればそのクレジットカードの仮請求は取り消されるし、車にダメージがあっても自分の保険を適用して処理すれば同じく仮請求は取り消されるらしい。

改めて考えるとトラベルサイトで保険加入するのと、現地保険加入でどちらがいいのか悩ましい。トラベルサイトで支払う保険金額の方が1日単位で5ドルほど安いが、事故発生時時、あちこちに連絡し調整する手間を考えると現地保険の方が高くても良い気がする。

この点についてもよく考えて保険加入するのがよさそうだ。

アメリカの運転免許証

今回のレンタカー運転手は夫で登録し、ジュネーブ空港で提示した彼の運転免許証はアメリカで通常利用する物だ。夫は国際免許証を持参することなく、アメリカの普通の運転免許証でレンタカーすることが出来た。

ヨーロッパ諸国の幾つかの国は旅行者がアメリカの運転免許証で車を運転することを許可しているらしい。国際免許証を持参しないと運転できない国も勿論沢山あるようだが、スイスとフランスは大丈夫らしい。

日本からの旅行者は、残念ながら必ず国際免許証が必要になる。日本の運転免許証の各情報が日本語で記述されているため、外国の人がその情報を読み取るのは不可能で、どうしても国際運転免許証が必要なのだ。

日本の運転免許証が表と裏で日英になってくれたらいいのにと、私はかなり昔から思っているが、殆どの日本人はそんなものを欲しいとは思っていないだろうから、この先も日英の運転免許証が日本で発行されることはないのだろう。

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