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国営でもテクノロジー機能を持つアメリカ郵便システム

アメリカ暮らし

日本の郵便料金が値上がりし、普通郵便の料金は84円から110円になるニュースを見て驚いた。

アメリカの郵便に比べて、日本の郵便は迅速に届くし良い所もあるが、残念なことにサービスは年々レベルが落ちているような気がする。

そんな中、アメリカ暮らしが長くなって、アメリカ郵便の使うテクノロジーに驚いた。

日本郵便の民営化の疑問

日本の郵便料金値上げは事実上30年ぶりのなのだと記事を読み更に驚い。この数年私が値上がりしたと思っていたのは消費税分の上乗せだけなのだという。

私の子供時代は普通郵便料金はずっと60円だったことをよく覚えている。それが普通郵便料金が110円になるのは高すぎるのではないか?と感じてしまう。理由は普通郵便とは基本的なライフラインであるべきだと思うからだ。

そもそも郵便という機関を民営化にしたのは誤りだったのではないだろうか。貯金や保険などの金融商品だけを民営化し、郵便については国営のままにするという選択が無かったのかと悔やまれる。

アメリカ郵便は国営である

日本ではあまり知られていないかもしれないが、アメリカの郵便は国営である。それに保険や、貯蓄というような金融商品の取り扱いはしていないのだ。

日本の郵便局に比べると、郵便窓口に行けば相当待たされることが多いうえに、普通郵便が届け先に到着するまで日数を要する点ではかなり日本の郵便に劣ることは間違いないが、それほど悪いとは思えない理由がいくつかあるのだ。

アメリカ普通郵便の料金

私はアメリカ郵便の普通郵便の切手運用は日本よりも優秀だと思う。

普通郵便の料金は、アメリカの物価上昇に比例して1~2年おきに1~2セント(2円程度)の値上がりをしているが、2024年現在でもそれ程高い料金設定ではないのだ。

値上がりし続けてはいるものの、2024年時点で68セントという金額に抑えられている。

今は円安だから円に換算してしまうと高いではないか!と言われるだろうが、インフレがあり、物価が高いと言われるアメリカで今も1通68セントで普通郵便が送れるのはやはり国営であり、郵便が基本ライフラインのひとつとして扱われているからだと思う。

アメリカ普通郵便切手フォーエバー

そして普通郵便の切手だが、Forever Stamp(フォエバースタンプ) というものがある。

その名の通り、切手にはForeverの印字がされているのだ。。

10年前に買った切手も金額の記載はなく、Foreverの印字だけがあり、切手代が値上がりした今でもわざわざ追加で切手を追加購入しなくても、いつでも気軽に利用ができるのである。

日本では切手の値上がり前に買い占める人がいるとかいう理由でこういうものが出回らないのかもしれないが、利用者としては値上がりの度に1~2円の切手を購入し、切手をつけ足さないと利用できないのは本当に面倒なのだ。

今普通郵便の料金はいくらだっけ?とわざわざ調べるのも面倒だ。

未来の分の切手を買い占めるにしても限度というものがある。だから私はいっそのこと日本も早くこのForever Stampを導入してほしいと長年おもっているのである。

国際郵便切手はグローバルフォエバー

余談だが、外国に送る手紙に対してもGlobal Forever Stamp(グローバルフォエバースタンプ)というものがある。

アメリカで旅行中に日本にメッセージカードをおくるのにまとめ買いしてパスポートと一緒に持っておけば将来の旅行でも金額を気にせず利用できるのだ。

自宅ポストから手紙が発送可能

アメリカの家のポストは、オーソドックスなものだと、かまぼこ型のポストの横には赤いレバーが付いているのをドラマや映画で見たことがあるだろうか?

そのカマボコ型のポスト横の赤いレバーを立てて、切手を貼った手紙を入れておけば、郵便屋さんが回収してそのまま発送してくれるのである。

日本では手紙を出す時、最も手軽なのは切手を貼って近所の郵便ポストに投函することだろう。アメリカだと、わざわざ近所のポストに持っていく必要もなく、本当に便利なのだ。

先日、郵便配送中の郵便屋さんから直接聞いたのだが、「例え赤いレバーが立っていなくても、郵便は回収できるよ」と言っていのだ。

郵便配達をした時、既にポストの中にある手紙の宛先は確認するので、発送しようとしている手紙か、すぐわかるらしい。

しかし、郵便配達が無い日にはその家のポストに寄らず確認ができないからので、赤いレバーを立てておけば必ず立ち寄って手紙を回収できるのだと教えてくれた。

これも隠居しているお年寄りにはものすごく助かるサービスではないかと思うのだ。あわせてForever Stampさえあれば、特に細かいことをきにして手紙を出す必要がなく便利なのである。

郵便物のデジタル連絡サービス

アメリカ郵便の優れた機能の紹介の最後のひとつは、郵便物のデジタル連絡サービス機能である。

Informed Delivery by USPS インフォームドデリバリーサービス

アメリカ郵便のウェブサイトからemailと電話番号を利用して住所認証を行えば、郵便局の配送を通して配送される、手紙や小包などの情報が画像付きでメール配信されるのだ。

1通1通の自宅に届く全ての郵便物の画像がはっきりと分かるクウォリティーで記録され配信される。

5%~10%位の確立で画像が記録されない郵便物もあるが、大抵のものはしっかり記録されている。

自分宛ではなくとも、居候の人の手紙に加え、前の住居者への手紙も含めて家のポストに届く郵便物全てに対しての配送連絡が来るのである。

これが完全に無料のサービスであるから本当に驚く。

郵便局のウェブサイトにIDとパスワードでログインすれば、過去数日分の記録もさかのぼって確認することができるのだ。

自宅のポストから郵便が盗まれるようなことを心配するなら毎日確認できるし、特定の郵便を心待ちにすることがあれば、その日に配送される郵便を毎朝事前に確認することができるのだ。

アメリカに住んでみて思ったが、私の家庭の郵便物を受け取る量を考えると、断然日本で受け取る郵便物の量よりもアメリカで受け取る郵便物の量の方が多い。

そんなに量のある郵便物の1通1通をデジタル画像記録配信をする能力がアメリカ郵便にあることに脱帽しないわけにいかない。

日本郵便は再建が必要

日本はデジタル先進国だと言われたのはいつの事だっただろうか。とてもではないが、今の日本郵便がこの機能を提供する力があるとは思えないし、今後もあり得ないのではないだろうかと思うのだ。

たしかに日本郵便がスピードをもって配送できるのは素晴らしいが、配送スピードを少々落としてもいいから大々的な改革を取り入れてもう少し市民に寄り添ったサービスを提供してほしい。

今後数年例え赤字を生んでも、5年後から黒字化させるような、より良いサービスを作るという青写真をしっかりかけるリーダーが日本郵便にも必要だなと思うのだ。

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