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アメリカではアイコンタクト認識したら挨拶を!

アメリカ暮らし

アメリカに滞在中に誰かと目が合ったと思ったら「Hi(ハイ)」とか「Hello(ハロー)」と挨拶をするのが礼儀みたいなものだ。育ちの差があっても殆どの人が狭い範囲で行き交えば声を掛け合うのだ。

目が合ったら無視せず挨拶

アメリカにいる時は知らない人とも挨拶をしたり、ちょっとした話する機会が沢山ある。

治安の悪い場所だったり、ダウンタウンで多くの人が行き交う道でであれば、目が一瞬あった程度なら特に挨拶しないことのほうが多いが、繁華街じゃなければ知り合いでなくとも誰かと目が合えば挨拶をするのが普通なのだ。

まず目があったら他人であっても当然のように挨拶をする。「ハイ」の一言、少なくとも軽い笑顔を送るのが欧米での礼儀であり、見てませんでしたなんて目を反らすのはマナー知らずなのである。

軽く「Hi(ハイ)」と挨拶したら後に、「いい天気だね」とか「暑いね~」なんてその先へ会話が続くこともあるが、基本は短く挨拶をするだけである。

こういう挨拶が出来ない人だと「なんだこいつは?」と思われる可能性もあるかもしれない。

人種差別を考える前に

たまにアジア人だから欧米で人種差別をされて不快だったというような記事をネットで見かけたりするのだが、私はもしかしたらその人が失礼な態度を見せているからではないかと考える。

アメリカには教養の低い粗野な人や本当に人種差別している人も居るかもしれないが、私はまだそのような人に会ったことはないのだ。

確かに私が一緒に行動する夫は白人であるが、私が一人で先に入店することもあるし、私一人だけで行動する場合も沢山ある。それでも私は自分がアジア人だからといって嫌な思いをしたことは記憶にない。

お店に入る時のマナー

お店に入店した時にお店のスタッフへ視線を送り、アイコンタクトが取れれば笑顔で軽く挨拶する。そういう姿勢で対応していれば、なかなか嫌な体験はないだろうと思う。

他のアメリカ人のお客もそうだが、普通にお店には入る時と退店時には、買い物してようが、しまいが、一言挨拶をするのは普通なのだ。店を出る時には「サンキュー」と客も言って店を出る。

もしも私が粗末に扱われるようなサービスを受ける事があるとしたら、恐らく同じく来店しているアメリカ人のお客さんも同じように粗末に扱われているとしか思えないのだ。

しかし、店員さんを見下したような、ツンツンした態度だったり、見下した感じで店員さんに何かを要求なんてしたら日本ではまかり通っても、アメリカではそれなりのお返しがやってくる。

だから私はアジア人だと思われて人種差別を受けたというような記事を見ると、何かしら理由があったのではないか?と勘ぐってしまうのである。

日本と違う店員さんとのやり取り

アメリカで衣料品店や雑貨屋さんに入店すると、日本でお店にはいるのと同じようにお店のスタッフが声を掛けてくるが、日本と違って声掛けがもっと個人的であることが多い。

日本だと「いらっしゃいませー!」と言われても、ほぼ無視するに近い形で客は店内の物色を始め、「本日は何か特に探し物がありますか?」と声を掛けられ始めて何か返答をする感じだろう。

アメリカでは「ハロー、ハーワーユー?」としっかりとひとりひとりの客に向かって声を掛け、「ご機嫌いかが?」と目をみて声を掛けてくるのだ。

これは朝に「おはよう」と挨拶をするのと変わらない感じの声掛けな訳だが、「ハロー、ドゥーインウェル」とか、「ハイ!アイムグッド」と返して、自分からも「ハーワーユー?」と返す礼儀が好まれるのだ。

「何か探しているのか?」と質問が続くこともあるが、「別にない」と答えれば基本入店後は大体ほっといてくれる。そして「何か必要なら声を掛けてね」と一言声を掛けてくれる感じだ。

何が日本と違うのかはっきりとは分からないが、こういう会話を交わしてもあまり店員さんからのプレッシャーを感じない。

そして不思議なことに、お店の商品とは全く違う内容で、店員さんとお客さんの会話が盛り上がったするのだ。

お店の規模が小さい店や、客が殆どいない店舗から去る時には、客もドアを出る時に何も買っていなかったとしても「Thank you!」と声を掛けて出る。こういうちょっとしたやり取りのソーシャルスキルがアメリカでは必要なのである。

初対面の店員さんと愉快な会話

先日私と夫は、ハンバーガー屋さんでランチをし、そのあとハンバーガ屋さんの飲み物を片手に雑貨屋さんに立ち寄った。

雑貨屋さんに入店すると、中年男性の店員さんが「僕のハンバーガーはどうした?」と離れた距離から私たちに聞いてきた。彼は夫の手にある近所のハンバーガー屋さんの飲み物を見て、冗談を言ってきたのである。

このお店に入ったのは数年ぶりで、この店員さんである中年男性とは初対面である。

とっさのことに私は何も言えなかったが、夫は、「あれ~今日居るって知らなかったから買い忘れてきちゃったよ~」と返し、その後もその店員さんと会話を楽しんでいた。

夫がトイレを使うのに、場所をその店員さんに聞くと、「僕のハンバーガー忘れたから、トイレの利用料金は50ドルだよ」と冗談を返してきた。

夫も「ちゃんと今日働いているって事前に連絡してこないと駄目じゃないか!次は忘れずに連絡してよ。だから今日のトイレ利用は無料だね。」と冗談を返し、トイレを利用していた。

上級者向けだが、アメリカではこういう何気ない会話を知り合いでなくとも楽しむという事が暮らしの一部になっている。それを理解して気さくに会話ができるようになったらアメリカ生活は楽で楽しくなるだろう。

こういった文化を理解し、ソーシャルスキルを上げればアジア人だからといってそれほど嫌な思いをすることはなかなかないと思うのだ。

アメリカ人であってもこういったやり取りが出来ないぶっきら棒な人も沢山いる。そういう人はソーシャルスキルが低いというレッテルを張られているように思う。

誰かを凝視するというマナー違反

視線を送ることですごく嫌がられる場合がある。つまり、誰かの事を凝視し続けるという行動をすることである。

私の夫は日本での嫌な体験のひとつは、「誰かにじーーーっと見続けられる」ことである。自分が視線に気づきその人を見ると、サッと視線を逸らすのだそうだ。しかし、再度視線を感じてその先を見ると、また同じ人が自分を見ていたりするらしい。

日本では失礼にはならないのだろうか。実際誰かを長時間見ている人が結構いるのだ。

目が合うと目を反らすので、完全に良いことではないと気づいているとはおもうのだが。

確かに夫は明らかに欧米人なので日本人に紛れると結構目立ってしまう。だから日本で夫が電車に乗っていると、夫をずっと見ている人が結構いるのだ。

しかし、夫はそれを黙って受け入れるような人ではない。夫はその人をじーっと見つめ返すか、「なんですか?」と言いに行く。

マナー違反のトラブルに注意

これはアメリカだと当然なことなのだ。アメリカで誰かをじっと見ていたら、見られている人はその人に「なんですか?」と聞きに行くだろう。

誰かをずっと見て、その人と目が合って目をすぐ反らしても、その後また同じことをしていたらアメリカではトラブルになる可能性があることを心得ておこう。

これは欧米だと完全に失礼なことと認識されている。

誰かに目を奪われて凝視してしまって、その人と目が合ったら「ハロー」と挨拶してから目を反らすか、何か会話をするのが礼儀なのだ。

海外旅行先で誰かをじーーーっと見てトラブルにならないようにしよう。

今、日本には沢山の観光客が居るので日本でも同じことが起こりかねないということを認識しておいても良いだろう。

しかし、日本人同士であっても他人を凝視するというのはやはり失礼だと思うし、目が合ったのに何もなかった風にやり過ごすのはどうにも腑に落ちない。

だから日本でも誰かと目があったら挨拶をするくらいの社交性が社会に根付いたらいいなと思うのだ。

最高の武器は笑顔

アメリカで会話をするには英語力がないと厳しいだろうとは思うが、誰もが笑顔という素晴らしい武器を持っている。

一生懸命何かを伝えようとする姿勢と、笑顔さえあれば、乗り切れることは沢山ある。

ひとことの挨拶と、言葉で補えない部分は飛び切りの笑顔を添えてソーシャルスキルを上げていこう。

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